サービスのご案内


フェルデンクライス・ATMクラス:毎週火曜日19:30−20:45
場所:Conte-Sapporo
札幌市西区琴似1条4丁目2−15ニシムラビル4F
(東西線琴似駅すぐ)
http://conte-sapporo.com/evb_feldenkrais.php

フェルデンクライス・FIレッスン:完全予約制
場所:地下鉄円山公園駅徒歩5分
料金:8,000円(ATMクラス受講者、子供は割引あり)


Integrated Healingセッション:完全予約制
対面:15,000円
スカイプ:13,000

ご興味のある方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
fk-hakusan[at]hotmail.co.jp
(*[at]を@マークに変えてください)

2017年12月18日月曜日

大腸の調整

今ジュネーブの空港です。


今朝は、早い時間から雪が降っていて、だいぶ積もってきました。
そのせいで飛行機の発着にかなり影響が出ているようです。
私の便もだいぶ遅れそう。
コペンハーゲンでの乗り継ぎ便に間に合うかなあ。

さて。
私はもともと便秘体質で、お腹もいつも冷えてる
感じがしてるし、腹出しファッションなんて絶対無理な人。
一昨日は夕方あたりから、なんかお腹は張るし
ゴロゴロいってるしで不快だったので、
軽く自己調整をすることにしました。
すると、のりこさんの講座でいただいた「フォーマット」集の「大腸」が選ばれました。やった♪ これやってみたかったのよね〜。
これまでフォーマット集の「リンパ」「小腸」
「甲状腺」「免疫」など身体的なものが
自己調整で何度か選ばれてやっていて、
おかげで冷え性がかなり改善されてきています。
おそらくコーヒーをやめれば、さらに改善する
可能性大、なのですが、、、やめられませ〜ん(笑)。
冷え症の調整で、コーヒーが体の負担になってる、と
何度か出ているのですが、
いつも見なかったことにしてお茶を濁している私。^^;

フォーマットの「リラックス」「集中力」なんてのも
出てきて、やったことがあります。
「集中力」は面白かった。
その調整の次の日に、本屋さんで更級日記のフランス語訳を
見つけ、へえー、こんなものあるんだ、と
何気にページを開いてみたのです。そしたら私の何かが
本に吸盤でピタッと張り付いてしまったみたいに、
目が離せなくなり、集中して本を読み出して
止まらなくなりました。同時に、頭の中は
かなり澄み切っていて、わー、おもしろーい、と
その姿を外から見ている自分もいました。
あれは不思議な感覚だったなあ。


話を戻して、大腸の調整。
大腸の機能を妨げている要因を見ていきます。
霊的なエネルギーや、精神的、感情的な要因には反応なし。
この辺りは、別件で結構深く見ていってるからかもしれません。
身体的な機能のみに反応がありました。
S字結腸、漿膜、平滑筋、副交感神経、交感神経、
腸管、ラクターゼ、アミノペプチターゼN、、、、、
情報を全部集めたところで、現在の大腸の機能率を
見ると、47%。
ものすごく低いというわけではありません。
音叉を頭や体に当てていく調整が主で、
割とさっくりと、2時間弱で終わりました。
セッション中に、お腹がゴロゴロいっていたのが
すでに治まっていて、だいぶいい感じになりました。

そして次の日の朝。

なーんてスッキリした目覚め!

私は 朝起きた時に、お腹が張っていて、
どうも、もっさりした感じがいつもあるのですが、
この時は実に爽快!!
そして一日中お腹がぺったんこな感じで、
あ〜、健康なお腹ってこんな感じなんだ〜。
健康って本当にありがたいものだなあ、としみじみなのでした。


IH/キネシオロジーが対応できる範囲は実に広くて
本当に助かります!



2017年12月16日土曜日

東京でのセッションのご案内

かなり直前の告知になってしまいましたが、、、(汗)
年末に東京でIH/キネシオロジーの対面セッションを行いますので、そのお知らせです。


身体的、精神的な不調、学習能力、人間関係、と実に多岐にわたる範囲で
多くの人がIHによる効果を感じています。
(*効果やその実感は個人差があります。またIHは医療行為ではありません)


IH/キネシオロジーでは筋反射を用いて、からだの声を聞いていきます。
からだはなんでも知っています。
毎回毎回、本当に、びっくりさせられます。

それだけでも十分に楽しいのですが、
IHのおかげで、いろんなことが随分と楽になり、
体調も良くなりました。
そして頭ではなく、心が納得する大切さがよくわかるようになりました。
常識的に考えると不思議に思えることが
色々起こるようになりましたが、
実際は不思議でもなんでもなくて、
本来こういうものなんだなと思うようにもなりました。


からだの声を聞きに、
そして、自分ともっと仲良くなりに、
ぜひいらしてください。

お会いできるのを楽しみにしています!

===================
場所:文京区(三田線白山駅、南北線東大前駅近く)
セッション可能日:12月25〜30日
時間:10時半〜、14時〜
料金:15,000円
ご予約&お問い合わせ:fk-hakusan☆hotmail.co.jp (☆を@に変えてください)
*セッションは大体3時間ほどかかります。
長引く場合もありますので、セッション後の時間には十分余裕をお持ちください。
**上記の日程、開始時間以外をご希望の方は、ご遠慮なくお問い合わせください。


こちらの投稿に、直近のセッションのことを書いています。
よろしかったら読んでみてください☆

ジャズ・フェスティバルで有名なモントルー。
先日クリスマス・マーケットに行ってきました



2017年12月15日金曜日

脳の統合、選択する力

先日、初めてセッションを受けにきてくれた友人。
秘書の仕事の傍、ビジネス・マネジメントを
勉強している彼女ですが、いつも頭の中が
ごちゃごちゃで、じっとしてるのが苦手、と言います。
きちんと整理整頓できてる人だし、仕事も静かに落ち着いて
しているようにしか見えないよ、と言うと
全然そんなことないのよ、仕事中も勉強中も
すぐに気が散っちゃってネットサーフィンしちゃうし、
ちっとも集中できないの!、と。

人は見かけによらないものですね〜。

集中力やオーガナイズ力をもっとあげたい、ということで
今回セッションにきてくれたのでした。


セッション前に、最近どう?と聞いてみると、
親戚の若い女の子のことでトラブルがあって、と言います。
私は彼女を信じてたから色々支援しようと
動いていたのに正直裏切られたような気持ちなの、と。

うーん、今日は集中力じゃなくて、
これについてにのセッションになるのかもなあと
彼女の話を聞きながら思っていました。

私個人の経験でもそうなのですが、
セッション前に何か「問題」が起こるときって、
だいたいそれがセッションの内容に
大きく繋がってくることが多いのです。
セッションの予告編(?)みたいに。

セッションを始めてみると、「女性を信頼する」という目標が出てきました。
なるほどー、そうきたか。
「女の人を信頼する、って出るんだけど、どう思う?
してないんだと思う?」と聞いてみると
「んー、、、女性はいろんなことを隠すと思う。
本当のことを言わないって思う。
・・・そうね、確かに信用してないかも」

女性を信頼してないから、今回みたいに、
やっぱり女性は信用できない!って、さらにその信念を
強固にしてしまうような現実が起こってしまう。
あるいは、そんな現実にばかり目がいってしまうわけです。

セッションを進めていくと、脳の統合の調整が
必要と出てきました。そこに付随した情報として、
集中力、判断力、リラックス、、、と挙がってきます。
そして扁桃体の否定的な記憶、過去生のエネルギー、
グランディングの弱さ、、etc, etc。
どんどん情報が挙がってきます。
必要な行動として、「自分の中で解決する」
「ゆだねる」なんてのも出てきました。
でもこれは本人に言わない、と筋反射で出たので伝えませんでした。

脳の統合率を見てみると、27%。
確かにこれじゃあ、頭の中がごちゃごちゃな感じがするだろうなあ。
体の抵抗もさほどなく、情報が割にすんなりと挙がってくるので、
黙々と続けていると、彼女は気持ち良さそうに眠ってしまいました。

調整は、脳の統合なだけに、ブレイン音叉という音叉を
使ったものが多かったです。

セッションが終了して、「音叉の音がすごく綺麗で
とっても気持ちよかった。・・・それにしても
こんな長い時間、一体何をしてたの?
私のからだは何を言ったわけ??」と興味津々の彼女。
今日やったことをあとでメールで送るから、
あなたもその後どんな感じかを今度教えてね、
と言ってその日は終了しました。


そして2週間後ぐらいに彼女に会いました。

「あれから1週間ぐらいして、私ね、決めたの。
今の状況に不平不満をいうのはやめようって。
やるかやらないかを決めるのは私だから、
どんな状況でも、私がどうするかを自分で
決めればいいんだ、って思ったの。
親戚の子の支援もやっぱり続けようって決めた。
そしたらすごく気持ちが落ち着いたの。
学校の勉強も、時間がないって文句言うんじゃなくて、
その状況でも学校行くのを決めたのは私だから、
時間を作ることにした。今は4時に起きて勉強してるのよ。
すごく集中できるの。これってセッションと関係してるのかしら?」

話を聞きながら、私は心の中でニンマリしっぱなしでした^^

セッションのとき、「自分の中で解決する」
「ゆだねる」って出てたんだけだけど、
それをあなたには言わない、って
筋反射で出たのよ。私から言われてその決断を
するんじゃなくて、自分でその解決を
見つけるのが大事だったのかもね、それに脳の統合の
調整をすると集中力が上がるって、よくあるのよ。
私もそうだったし。と言いました。

そして付け加えました。
自分で決断をして、そこに責任を持つのは
とても大事なことだけど、決断したことを
守り続けなきゃいけない、なんて自分を
縛ったりしないようにね。今の自分に必要なことが
将来の自分に必要とは限らないし、決めたから
最後までやり遂げなければいけない、なんて
思う必要はないから。
自分の感覚に常に耳を澄ませていてね、と。


すると彼女、ハッとしたように、
「そうね、セッションで私は頑固だって情報が
出たようだけど、確かに私、決めつける
嫌いがあるから。。。」と、なにかに思いを
巡らせていました。


それにしても、からだって本当にスゴい。
「自分の中で解決する」のが必要だと
訴え、それに必要な調整法を筋反射で伝え、
調整が施されたことで、彼女が本当に、
そして「自然に」自分の中で解決をしていったのですから。。。

からだの叡智、そのあまりの深さにひれ伏したくなってしまいます


生きていればいろんなことが起こります。
でもそれにどう対応するかは、全て自分の選択なのです。
幸い私たちは北朝鮮に住んでるわけでもないので、
異議を唱えたからといって、命が危険に
晒されることもありません。
それでも私たちは、いろんなことをとても限定的に見ています。
自分の置かれている現状が嫌でも、それを変えるのは無理だと思ってる。
でも無理だと決めてるのは自分で、
環境のせいでもお金のせいでも他の人のせいでもないのです。
もちろん、自分はなんてだめなんだろう、と
自己嫌悪に陥る必要もない。

私たちにはみんな、幸せのための選択をする力があります。
そのことに感覚で気づくと、色々変わってきます。
そして自分が変わると、面白いことに
周りのひとや環境も変わってくるのです。^^


2017年11月29日水曜日

フェルデンクライスと赤ちゃんと劣等感と

フェルデンクライス・ジャパン主催のトレーニング
(プラクティショナー養成のためのコース)で、
通訳をさせていただきました。

呼んでくださった主催者のかさみさん、教育監督のステファニー、
本当にありがとうございました!

スタッフのみなさん、生徒さんたちにまた会うことができて、
本当に嬉しかったです。
そして一年ぶりに日本に行けたのも^^


今回のトレーニング、何が素敵だったって、
生徒さんの一人が毎日5ヶ月の赤ちゃんを連れて
参加していたこと!そしてみんながそれを温かく
見守っていたこと。小さい子供がいても、
周りの人たちに助けてもらいながら、
そしてお母さんも赤ちゃんとの時間を犠牲にすることなく
やりたいことをやってるって素敵ですよねえ。


赤ちゃんは、何もできない手のかかる存在ではなく、偉大な先生。

フェルデンクライスでは、赤ちゃんの動きを
通して学び方を学ぶと言っているので、
みんなただ赤ちゃんをあやしているだけでなく、
そこから学ぼうと敬意を持って接している、
その関係性も、とても心地よかったのです。



こちらはフェルデンクライス業界ではよく知られた動画。
赤ちゃんの動きとメソッドのつながりがよくわかります。





そこからつらつらと、高校時代の
珍事件(?)をふと思い出しました。
家庭科のテストでのこと。
「子は( )である」、この( )の
中に適切な語を入れなさい、という問いがあって、
「国の宝」って書いたらバツにされた!
おかしいと思わない?!と憤慨していた同級生がいました。
教科書に同じ文章があって、その通りに書かなかったから
バツ、だったわけですね。

でもほんと、子は国の宝じゃんね。

Tちゃん、高校生にしてそんなことわかってたなんてすごいよ。
卒業後、日本最高学府に進学したけど、今頃どこでなにしてるのかな。


今回のトレーナーのポールも言っていました。
「赤ちゃんにはまだ劣等感がない。
だからみんな赤ちゃんのことを好きになるのです」

自信がない、私は〜がうまくできない、こういう意識を
持っていると、それは劣等感だと自覚できるのですが
実はもっと色々あるのですよね。
例えば、人を見下す、自分の失敗を認めようとしない、
競争心が強い、優越感を持ちたがる、
これらも劣等感のバリエーションの一つ。
そういう傾向のある人たちは、自覚は全くなくとも
大抵深いところに劣等意識を抱えています。
自分に対する安心感がないから、周りの人を
落とすことで自分の安全を保とうとするわけです。
無意識で行なっている自己防衛なんですよね。

赤ちゃんには劣等感がない、つまり
どっちが上、下、という優劣意識がなく、
自分のことも人のことも批判したりしない。
それってやっぱり素敵なことですよね。


赤ちゃんから教わることは実に多いです。



 東京到着翌日に広尾商店街を歩いていたら、
東京タワーが見えて、わけもなくジーンと感動。
いいなあ、東京タワー




2017年11月12日日曜日

IH(インテグレート・ヒーリング)との出会い


IHを初めて知った頃の私は、やたらとしょっちゅう
体調不良に陥いっている人でした。

特に30歳を超えたあたりから、生理のたびに
偏頭痛で寝込むというパターンができてしまい、
全く起き上がれない日が2〜3日続き、
その後通常の生活ができるようになるまで1週間かかる。
しかもスッキリ治るわけではなく、だましだまし
日常生活に戻っていく、、、、それが毎月。

そんな生活の日々だったのです。

だからいつも健康になるためのものを探していました。
いろんな食事療法をかじってみたり、健康体操をやってみたり。

フェルデンクライスを始めてからは、生理と連動した
偏頭痛の頻度が減っていきました。
それでも疲れやすいところ、寝込んだ時の
回復力の鈍さは相変わらず。

その後子供が生まれ、子育てのストレスに加えて、
花粉症がひどくなったり、湿疹に襲われたりと、
特に子供が小さかった時は、体調不良に拍車がかかっていきました。

当時は、いつも頭の中が詰まっている感じがしてるし、
いつもイライラ、元気もない、、、、
こうやって書いて思い出してみると、
あああ〜、せっかくの人生なのに、なんてもったいない!
っていう時間を過ごしていたんだなあ。
抜けてよかったね、私。

しみじみそう思います。

とにかくこの体調の悪さをなんとかしたい、
そう思って、色々探しているときに見つけたのが、
この間中級クラスも開催してくれた、のりこさんのブログ
それが私とIHの出会いだったのです。
のりこさんのブログは読み応えたっぷりで、
それ以来いつも更新を楽しみにしていました。
そして、ああ、いつかこの人のセッションを受けてみたい、
と、思いを募らせていました。
恋い焦がれているようなものでしたね😊。

そして確か一年後ぐらいに、夫の仕事でベルギーを離れて
日本に帰国することになりました。
それが決まって引っ越しの準備をしてる時のこと。
のりこさんのブログをみたら、今度帰省をするので
東京でセッションをします、とあるではありませんか!
夢にまでみた、のりこさんのセッションを受けられる〜!
日本での新生活を、のりこさんのセッションで始められるなんて!!
と、小躍りしたくなるぐらい嬉しかったのを覚えています。


そして初めてのセッション。
都内のホテルの一室でのりこさんとの感動の対面。
ブログの勝手な印象から、「私は神とつながってます」系というか、
もっとふわふわした感じの人なのかと思ったら、
結構サバサバしてて、予想より声も低め。
あ、いいなあ〜、とますます好きになりました。
その時は、セッション中に会話はほとんどなく
私はほとんど眠ってたような。そして音叉を始め、
いろんな綺麗な音を鳴らしてもらって、セッション終了。

あー、、、ついにのりこさんのセッションを受けられたんだ、
と感慨に耽りながら、家路についた時、びっくりすることが起きました。


その時のセッションで、取り扱ってほしいと
お願いしたことの一つに、「頭の中がごちゃごちゃ。
集中できない」がありました。
何かしていても、すぐに違うことが気になって集中できない、
本も読めない。そんな状態だったのです。
ところがセッション後、電車に乗って本を開いたら、え!?!?
びっくりするほど集中して読めるではありませんか!
そして頭の中が澄んでいるのです。
興奮してお礼のメールをのりこさんにしたら、
「脳の調整(脳の中のエネルギー回路を整えるIHの調整法)を
すると、すぐに違いを感じられることが多いんですよ」と
お返事をくれました。

その体験から、ますますIHに興味がでてきて、
もっともっとセッションを受けたい!と
思うようになり、平均して一年に一回の頻度で
のりこさんのセッションを受けに
NYまで何回か行ったのでした。

、、、って友人にいうと、セレブね〜、と
からかわれたりするのですが、
セレブじゃないんですよねえ、残念ながら😅。
でも、それでもどうしても行きたかったのです。
これは自分に絶対必要なものだと感じていたので。
で、せっかくはるばるNYまでいくのですから、
一回だけ受けるなんてもったいないことはできません。
まとめて何回か受けるわけです。
最多で一度の滞在中に12回受けたこともあります。
セッションの内容と、そこにのりこさんが費やしてくれる
エネルギーを考えたら、料金は、ものすごく良心的な
設定なのですが、それでも払う方にとっては、
特に何回も受ける場合、なかなか覚悟がいるわけです。
しかも旅費やら宿泊費やらもかかるわけですし。

常識的で理知的なことをするべきである、
多分そんな空気の家庭の中で
私は育ってきました。

そんな人間には、こんなお金をかけてセッションを
受けにNYへ、だなんて、頭のたがが外れてしまった
行為のようにも思えたのですよね。
初めて行った時には、自分はもしかしてとんでもない
バカなことをしているんじゃないのか、と突然不安に
かられたこともありました。

でも、のりこさんのセッションルームで
横たわってセッションを受けている時の
あの安心感。なんともいえない、深くて開かれた
感覚は、今までに経験したことのないものでした。
ここでは自分は全部自分のままで受け入れられている。
顕在意識で気づいていない部分まで含めて、全て。
そして行くたびに知らなかった自分と出会うことができ、
心がどんどん軽くなっていく。
体も元気になっていく。


そしてまあ当然の流れというか、もっと知りたいな、
受けたいな、やってみたいな、が
どんどん増幅していき、IHの講習会に行き、のりこさんの
キネシオロジー初級、中級クラスも受講し、
現在に至る、というわけなのです。


そして面白さは尽きることなく、発見と探索が
ずっと続いています。




2017年10月25日水曜日

「感情や思考は自分の本質を表すものではない」を実感する今日この頃





この時期の通常の気温に比べると、相当暖かい日が
続いていますが、ジュネーブも木々が色づき、
だいぶ秋らしい景色になってきました。


で、タイトル通りなのですが、
本当に人間はどこまでも変われるものなんだなあと
日々改めて実感しています。

私には8歳の息子がいるのですが、
彼と過ごす時間がとっても、とっても楽しいのです。
そして、かわいいなあ、といつもしみじみ思う。

でも前は全然そんなんじゃなかった。

「育児をストレスにしてしまったのは」でも書いたのですが、
子供といる時間は、私の自由を奪われている時間でしかなかった。
だから子供といる時間が苦痛で苦痛で。
少しでも子供と離れて一人でいる時間がほしい、と思っていた。
そして子育てなんてそんなもんなんだろうと思っていた。
だから世のお母さんたち、しかも子供が何人もいて、
その上ずっと子供の面倒をみて家事に専念している
専業主婦なんてスーパーヒーロー!いや、ヒロイン!!って
尊敬の目で見ていました(あ、今でもそうですよ)。

以前の投稿で書いた通り、私にとって子育てが
苦痛だった大きな要因は、自分の自由を
信頼できていなかったことにありました。
その理由は、主に母との関係にあって、
自分は束縛されている、自由でいることができない、
逃げたい、と子供の頃から
意識の奥底で思っていたからだったのです。

そんな自覚も記憶も全くなかったので、
それを知った時は、ええええ???と、
かなりびっくりだったんだけど。

私は小さい時から、言いたいことはなんでも
はっきり言う方でしたし、やりたいことも
なんでもやってきていると思っていた。
だから子育てを除いて、自分が自由じゃないなんて
思ったことなんてなかったのです。

でもよくよく思い返してみて、
どこかでそう思ってたんだろうな、と腑に落ちていきました。


ほんと、自分のことでも知らないこと、
気づいてないことだらけです。

というか、知ってることなんて
多分ほんの些細なことでしかないんだろうな
と思ってます。


そんな私でしたが、なんどもIHのセッションを
受けて、自由への信頼を少しづつ取り戻していくことで
いつのまにか息子に対する感情や感覚が
面白いほど変わっていったのです。
変えようとしたわけでもないのに。


私はべつに悪い人ではないので(笑)、
常にいろんな人や物事に感謝していました。
感謝しなきゃいけない、ありがたいと思わなきゃいけない。
そうやって頭で、そして理性でいつも感謝していました。
でも当時の私の心の中にあったのは、感謝の気持ちや
幸福感ではなくて、怒りや嫌悪感、不満、そして
不安だったんだな、と今になるとわかります。

その渦中にいると、気づかないものですが、
抜け出してみると、よくわかるのです。

今では、暖かく守られている感覚が
体の奥からじんわりと、折々にのぼってくる。
こんなの、昔は感じたことなかった。
ああ、こんなのがあったんだ、っていう
知っているような知らないような、
そんなとても満たされた感覚がやってきて
やっぱりこっちの方が断然いいな、と思うのです。



いつも買い物をする近所の市場。生の生姜って初めてみました

色とりどりの綺麗な野菜たち

きのこ屋さん。ここに写ってる舞茸、しいたけ以外にもエリンギやエノキダケもあります。



2017年10月19日木曜日

のりこさんのキネシオロジー中級講座 その③ ーのりこさんを巡るココロの軌跡

5日間の講座中、毎日二人ひと組になって実践練習があります。
しかしやっていて、どうもしっくりこない。
クラスという特殊な状況でやってるからかな、なんて
最初は思ってたんだけど、ある時気がついた。

わたし、上手くやろうとしてる




言われたことをきちんとやらなきゃ、上手くやらなきゃ。
なぜなら、上手くやって「すごーい!」って思われたいから。
上手くやらなかったら、この人全然できてないじゃない、
って思われるに違いない。それが怖いから。

・・・・・・。

ああああああああ〜
そんな感情に気がついて、一瞬落ち込みそうになった。
またしても「認めてほしい」のインナーチャイルドかい。
一体いつまで出てくるのか、そしていつまで
自分はこんな器の小さな人間でいるつもりなのか、
と、得意のダメ出しも始めたくなる。


でも私は、そんなダメ出しが自分をどこにも
連れていかないってわかっている。


だからすぐに体制を立て直した。

受け止めてあげればいい。
寂しかった、悲しかった自分の気持ちを、
そうだよねー、認めてほしかったんだよねえ、って
抱っこして、おんぶして、
いっぱいヨシヨシしてあげればいいだけ。


今回の「認めて〜」インナーチャイルドは
のりこさんに対して、むくむくと出てきた。

のりこさんに認めてほしい。
のりこさんにダメだと思われるのが怖い。

調整に音叉や惑星チャイムが選ばれて、その組み合わせを
筋反射で見てる時、「ん?その調整にこの組み合わせなの?」
なんて言われようものなら、動揺しまくり。
自分の筋反射が信じられなくなって、筋反射が
怪しくなりまくった。


のりこさんは、優しい。
でもその優しさは、下町人情物語に出てくるような
人間味あふれるって類のものとは違う。
だからきっと誤解する人もいるんだろうなと思ったりする。
澄んだ深い湖の中を見ているような、どこまでも透明に
広がっている優しさ。

今回会って、また一段と透明になってる気がした。
そのうち体の向こうが透けて見えちゃうんじゃないか、
って思うぐらい。
きっと壮絶なセッションも多くやるんだろうし
こうやって透明になっていかないと、人間のりこは
もたないんだろうなー、なんて勝手に納得してた。


セッションでは、これはもう手放していいんだよって、
その人の性格というか、性質というか
傾向というか、まあそういうものが、身体から
情報として上がってくる。
「明晰さの欠如、人間不信、競争心が強い、冷酷、、、、」
なんて感じで。

はたから見れば、全然そんな感じに見えない人でも
そんな情報が出てきたりする。
しつこいけど、これは、もう手放していいんだよ、
手放して、その先にある可能性を開いていく時なんだよ、
と身体が知らせしてくれてるだけ。
それでも、そういう言葉の羅列を見ると、
「あなたはこんなにダメな人間なのよ」って
罵倒されてる(!)気分になったりする。

自己価値や自己信頼の低さが、ここに如実に出てきちゃうというわけ。^^;


のりこさんのセッションは、受ける度に
どんどん進化していって、どんどん深くなっていってる。
そして当然上述のようなことばが沢山出てくる。
毎回毎回。
するとわたしのインナーチャイルドが騒ぎだす。
そんなに私のダメなとこばっかり見ないでよ〜。
すごいじゃん!こんなにできるじゃん!って
手放しで誉めてよ、認めてよ~、って。


こういう流れもあって、のりこさんに
認められない恐れってのが、
講座中に出てきたのでした。
だからそんな自分をしっかり受け止める。
心が落ち着くまで、気がすむまで抱きしめてあげる。


セッションをするには、自分の筋反射への
信頼が絶対 (でも盲信はしない)。
だから筋反射が選んだものが、
のりこさんに「え?」って思われようと、
私はわたしの筋反射を静かに信頼してればいい。
自信を失う必要も、頑なになる必要も、
反抗する必要もなく。
その時の筋反射がもし違っていたら
それも後で必ず筋反射で気づくから。

講座中、こんな感じで
少しずつ大事なことを思い出して
立ち直っていった、という
個人的な過程もあったのでした。





2017年10月16日月曜日

のりこさんのキネシオロジー中級講座 その② ーフォーマットを巡るココロの軌跡


今回の講座で圧巻だったのが(いや、全部圧巻だったかな)
いろんなケースに対応した「フォーマット」。
血圧、肩の痛み、アレルギー、集中力、安心感、、、
肉体的なものから、心理的、精神的なもの、
ピンポイントから全体的なものまで、
そのテーマは、多岐に渡っています。
この膨大な量のテキストをコンピュータで打ち込むだけで、
一体何時間の仕事になるんだろう、、、と、
事務処理能力が限りなく低い私は、くらりとしてしまう。


でも実は、これをもらった時ちょっと抵抗があったのですよね。

初級講座以降セッションをやってきた中で、
いつもどこにいくのかわからないけど、
どこかに導かれていっている、という感覚がありました。

私が頭で何もわかってなくても、何かしようとしなくても
必ずどこかにたどり着く、むしろ、何もしようとしない方が
行くべき所にたどり着ける、
そんな小さな経験則を持っていた私には
最初このフォーマットが、頭痛薬、咳止め、みたいな
対症療法的なものに見えてしまったのです。

それと、それぞれのフォーマットでは、手順がきっちりと
説明されていて、それにも、うーん、、、とだったのですよね。
まずここの情報をとって、そのあとリストでこれを調べて、
っていうマニュアルが、セッションの向かう方向も流れも、
導いてくれる大いなる存在もコントロールしようとしている、
みたいに感じられてしまったのですよ。
それって自然を自分の都合でコントロールしようと
する人間の傲慢さと同じみたい、そんなことしたら
話が小さくなっちゃうんじゃないかな、って。


でもやってみて、あ、そっか、
これって川下りみたいなもんなんだって思った。

以前の私は、乗り方がわからないから、
放り出されないようにしがみついているのが精一杯。
途中石にぶつかって、いかだごとひっくり返りそうになったり、
グラグラ揺れて、オエ〜ってなったりしながら
なんとか下っていった、、、そんな感じ。

でもこのフォーマットは、川の流れがよく見えるように
なるためのもの。

流れがからだで見えてくると、
どこに身を置けば、どの方向を向けばいいのかわかってくる。
それはコントロールするのでもされるのでもなく、
実に清々しい感覚なのです。

これがわかったら、途端にフォーマット集が
宝石箱のようにキラキラ輝いて見えてきました。

「老眼」フォーマット、早く自己調整でやりたい♪
花粉症、血糖、パニック症、、、
いや、もう全部ステキなんだけど、
一体どれだけの人が恩恵を受けられることか。
ああ、これからのセッションが本当に楽しみ!

情報盛りだくさんの5日間だったけど、
日が経つにつれ不思議とどんどん頭がスッキリしていった。

絶好調!な面もあり、デトックスで中から重た〜いものが
色々上がってきたり、インナーチャイルドが顔を出してきたり
自己価値が揺らいだり、と、
色彩豊かに感情を味わった時間でもありました。


つづく(多分)



2017年10月12日木曜日

のりこさんのキネシオロジー中級講座 その① ー 侵略エネルギー、そして宮沢賢治

NYで、のりこさんの中級キネシオロジー講座を受けてきました。

ちょうど一年前、東京で初級講座を受けて以来、
セッション熱が高まりガシガシぐらいやってきて、
そろそろ次の段階にいく頃だなあとは思っていたので
私にとっては、実にいいタイミングでの中級講座でした。
(とはいえ、行くか行かないか、最後までグダグダ悩んでいたんですけど)


夏あたりから、おでこのあたりがモヤモヤしていて、
なんかスモッグに覆われた都会のような、そんなモヤモヤ感。
それも外から引っ付けたというより、内在してたものが
奥から浮かび上がってきた、そんな感じ。
自己調整はバンバカやっていて、やるたびにはっきりと
いろんなことが変わっていくんだけど、ここだけはどうしても抜けない。
松果体のブロックなんだか宇宙系遺伝だかなんだか知らないけど、
とにかくなんとかしなきゃいけないという気は、結構ヒシヒシとしていた。
そのためにも、きっと中級講座は受けに行かなきゃなんだな、
ということで、お金のブロックも、オットとの険悪な空気
(いや、そこまで酷くなかったけど)も乗り越えて、行ってきました。
「困難を乗り越えてこそ人は成長できる」系プログラムが、
まだまだあることを痛感させられながら。トホホ。。。


講座の初日。最初の二人一組の実践は軽く場ならしって感じで、
霊的エネルギー外しから。
(霊的エネルギーって体調不良とIHセッションでも
書いたんですけど、それ外すだけで相当体調がよくなったりするのですよ)

そして、そのあとは松果体ブロック外し。
初日に、いきなり今講座のハイライト!!
それもそのはず、セッション中にブロッキングが起きて
筋反射が怪しくなってきたとき、このテクニックが非常に有効なので
まず最初に学ぶ必要があったのです。

中級では、初級クラスでいただいたのりこさんオリジナルの
スキャンリストにさらに情報が増えて、
特に、霊的なエネルギーなどが載ってるページは、
いろんな侵略エネルギー系情報がてんこ盛り。
エンティティも、いろんなタイプに分類されてるし
宇宙系エネルギー、それも呪い、恨み、妬み、などなど、
おどろおどろしさたっぷりな(笑)名前に分けられたものたちが、
新しく仲間入り。
この講座終了後にはどんなセッションができるようになるんだろう〜、と
このリスト見てるだけで、ワクワクしてきちゃいました。

実践練習をする前に、まずのりこさんのデモ。
誰かデモ受けたい人〜、ってのりこさんが言ったので、すかさず挙手!
もう一人手を挙げてたけど、私のブロックが
相当やばかったからか、私が選ばれました。

デモでは、9次元とそれより低いもう一つの次元
(なんだったか忘れた)が出てきたんだけど、
9次元の方が相当強烈だったみたいで、
時間が限られたデモ中には、そこが解除しきれずデモ終了。
それで私はすっかり具合が悪くなってしまい、
クラス終了後に、のりこさんが軽くそれだけ外しておこうか、と
続きのセッションをしてくれました。
軽く、といっても1時間か1時間半ぐらいかかったような。
ああ、これを受けられただけでも、はるばるNYまで来てよかった〜、と
しみじみ感謝なのでした。のりこさん、本当にありがとう。

出て来たのは案の定、重たい過去生の数々。
呪ったり、呪われたり、という過去生のトラウマ諸々。
そして夫とのエネルギーコード。

いや、本当にやばかったらしいですよ、初日の私。
のりこさんは、最初に私を見たとき、あ、相当きてるな〜って思ったらしい。
あれはもう、亡霊って感じだったもんね、と後で初日を振り返って言われたし。
ボーレイって。。。😱

でもその日、のりこさんに相当駆除、、、いえ、解除してもらったおかげで
かなり頭がスッキリして、次の日クラスのみんなからも、顔が全然違う〜、
声も違う〜、と言われました。


松果体ブロックだの、霊だの、過去生、宇宙系、次元系エネルギーだの
人に言ったら、ドン引きされるだけだから言わないでおこう、って
ずっと思ってたけど
もう気にならなくなってしまった。

でも、これらの名前も究極的にはどうでもよく、要はそういったモノが
情報としてあがってきて、調整すると肉体の調子がよくなったり、
気持ちが楽になったりする、ということが重要なのです。

冥王星の遺伝が、アトランティスの過去生が、なんて言われても
私には本当かどうかなんて全然わからないし
(感じる人もいるらしいですが)、
そもそも本当かどうか、なんてこと自体どうでもいいこと。

言葉の意味を囲い込んで限定してしまうと、その言葉の
エネルギーが収縮していく気がする。
静かな水面に水滴が落ちるとき、波紋が広がっていくように
その言葉から、ただ意識を拡げていけばいいのだと思う。
詩を読むように、言葉を少し宙に浮かして、その輪郭を溶かしておけば。
遊ばせておいて良いのだと思う。


詩といえば、宮沢賢治の「春と修羅」を最近よく思い出すのですよ。
(本がなくてもインターネットで全部読めるし、実に便利な世の中だ)
学生の頃、その「序」を読んで、ぎええええ〜、カッコいいいぃぃぃぃ!!
とベタ惚れしてましたが、キネシオロジーやIHをやるようになった今
この「心象スケツチ」が、余計にわかる。

いや、昔からその感覚はわかってたんだと思う。
だからそこに通じるキネシオロジーをやってるんだろうな。

その「序」の中に、「人や銀河や修羅や海胆は宇宙塵を食べ」、
というくだりがあるのですが、そもそも私たち自身が
宇宙塵(じん)であり、私たちの意識だって宇宙塵。
そう考えれば、とりあえず宇宙のエネルギーの影響を受けるのは
当然なことだと思えます。


と、話がかなりずれてきたところで、今日はここまで。





2017年9月5日火曜日

闇について ーレディー・ジョカー、私、芦名佑介氏

先日、wow wowの連続ドラマ、「レディー・ジョーカー」を
何気に見だしたら、止まらなくなり、結局全話見てしまいました。
グリコ、森永事件を題材に書かれたと言う同名の小説をドラマ化したものです。

これがとてもよくできた話で(偉そーにスミマセン^^;) とても面白かった。
でも暗いのですよ〜。暗い暗い、とにかく暗い。

大手ビール会社の社長が誘拐され、身代金を
払わなければビールに異物を混入する、と脅される。
異物混入が実行されてしまった場合の損失を考えたら
身代金を払った方が被害は少なくてすむ。
だから身代金を払おう、という短期的にみれば
合理的な選択を、会社はします。

きっとこうやって、日本の企業は総会屋
またそこに繋がる政治家たちと、しがらみをつくっていって、
もはや切ることができない状態まで、来てしまったのでしょう。

話の中の「悪」である犯行グループは所詮小さな悪に過ぎず、
日本社会の巨悪、とでも呼べばいいのでしょうか、
大きな闇に飲み込まれていきます。

そこを探ろうとしたジャーナリストは、拉致され行方不明になり
そのジャーナリストに情報収集を依頼していた新聞記者も
危うく拉致されそうになりますが、何とか助かります。

そして闇との関係と断ち切ろうと、そのビール会社社長は
「自分の個人的判断で勝手に総会屋にお金を渡していた」と、
自分を起訴してほしい、と副社長に頼みます。
そうして社長は起訴され、総会屋のドンも逮捕される。

悪がついに成敗される!!

、、、に見えたのもつかの間。
そのビール会社の前社長起訴に関する記者会見の
模様を見ていた警視庁捜査本部。
そこでのモロ師岡演じる課長代理の発言は、あまりにリアルすぎました。

「こいつら(ビール会社上層部)は
何か勘違いしてるんじゃないか。
世の中にはルールってもんがあるんだ。
このままで総会屋が黙ってるわけない。
(ビール会社の)役員の二人や三人、バラされるぞ」

そして起訴された前社長は、警視庁からも見捨てられ、
予想通り、とでも言いましょうか、釈放後に刺殺されます。

社長誘拐事件の犯人の一人は、警視庁の刑事だと
判明したけど、恥部を晒すわけにはいかない、と警視庁は彼を逮捕しない。

命を危険に晒し誘拐事件の背後を取材し、
大物政治家も絡んでいるネットワークの情報を掴んだのに、結局報道されない。
山本耕史演じる新聞記者は
「この国はどうなってるんだ」と呟きます。


・・・これって、フィクションのふりをしてるけど
完全にノンフィクションじゃない!



日本の大きな闇(別に日本に限ったことではないと思いますが)。

メスを入れようと立ち向かった人は、何人も命を失った。

結局大きな闇を前に個人ができることなんてないのだ、と
人は無力感に襲われる。


久々にぞっとしたというか、怖くなりました(夜中だったしね)。
でも、その後思ったのです。
のっぺりと得体の知れない、この大きく深い闇は
未知の物体Xなんかじゃなくて、結局自分の延長線上にあるのだと。
というか、自分の中にすでにあるものなんだなあって。

それを憎むべき悪、と敵視している以上、闇はなくならないし
余計力を増していくのだろうな。

そんなことを、つらつら思っていたら、
芦名佑介さんという方をネットで発見。
彼がこう言っていました。

「個人で影響力を持ちすぎてしまった人はみんな殺されている。
僕はスティーブ・ジョブスもマイケル・ジャクソンも殺されたと思っている。
ホリエモンは殺されなかったけど、刑務所に入れられた。
だから僕は(そのぐらい影響力のある人間になって)
50歳手前ぐらいで殺されるのが夢なんです。」

こんなにあっけらかんと、はっきり闇を捉えていて
しかもまだ20代。
分析力に非常に長けていて、同時に直感の重要さを体でわかっている。
右脳と左脳が見事に統合されるとこうなるのかしら。
まだまだこれからなこんな人がいる日本って
面白いところなのかもしれない。


この方からは、素直でいる勇気について教えてもらいました。

いつか、会ってみたいです。



2017年8月28日月曜日

アレルギー症状への応急処置、成功です^^






ここ一、二年だったか、それ以上だったかもう覚えてないけど、
桃はちょっと危険だな、と思うようになりました。
危険というのは、喉が痒くなったり唇が腫れたり
なんかアレルギー症状が出るんじゃないか、ということです。
実際にひどい症状が出た覚えはないのですが
(単に忘れているだけかもしれません)、
なんかそんな予感があったので避けていました。

でも夫は桃が好きでしょっちゅう市場で買ってきます。
週末もまた美味しそうな香り高い桃を買ってきてました。

今朝、ちょっと食べてみようかなあと思って半個だけ食べました。
少し食べてもなんともならなかったこともあるし、
まあ食べてもちょっとくらいなら。。。

しかし、、、、あ〜、きてしまった。。。
10分ぐらいしてからでしょうか、左目が痒くなってきたのです。
そして鼻も左側が詰まってぐずぐずしてきた。

まあそんなにひどい症状というわけではありませんが、
せっかくだから応急処置のセッションをしちゃうことにしました。

IHでは最初テーマに関する情報を集めて調整に入るのですが、
その情報収集は飛ばして調整だけをしました。
筋反射で調整法を選び、いくつかやっているうちに
眼の痒みがおさまってきました。もう調整はいらない、と
筋反射で出たのでセッション終了。
かかった時間は10〜15分ぐらい。
左目に若干違和感は残っていて、鼻もまだグズグズしてたけど
一番嫌な痒みが消えたのが助かった。
そしてそこからまた10分ぐらいで鼻もスッキリしました。

いや〜便利だなあ。

もちろんこれはお手軽な対症療法、というか応急処置で
根本的な調整はしてないので、また桃を食べたら
なんかしらの症状が出る可能性大でしょう。

それでも、こんな風にちょっとした不具合を
さっと調整しちゃえるから、実に便利です。


私のオットは、キネシオロジーとかIHとか
かなり懐疑的で、「まあプラシーボでしょ」って
なことを言っています。^^;
でもプラシーボこそ、ブルース・リプトン博士が
言っているように、心が細胞を動かす力を持っている
何よりの証拠なんですけどね♪




2017年8月27日日曜日

今朝の遊び 冷え性とオラクルカード

私はかなりの冷え性です。
そして低血圧。
いつも測定する人がびっくりするぐらい血圧が低い。

血圧測定器を持っている友人がいて、先日その友人宅で
久しぶりに測定をさせてもらいました。
で、やっぱりものすごーく低い。
その友人から、堀江昭佳著「血流が全て解決する」を借りて帰って来ました。
この本、去年の秋に帰国した時に、本屋さんでかなり見かけました。
結構売れていたようですよね。
実は立ち読みですでにほとんど読んでいたのですが。。。(ごめんなさい^^;)
帰宅が遅かったので、本は読まずにそのまま寝ました。
次の日の朝、ゴミ収集車の音でかなり早く目が覚めてしまったので
寝床でそのままゴロゴロ。
寒くはないんだけど、体は冷えてる感じ。
いつもように布団から出ている部分は冷たいし。
そして前の晩の血圧と血流の話を
思い出していました。
ふと思い立ち、第1チャクラに手をかざしてみました。

去年のりこさんのキネシオロジー講座で習った手技調整の中に
「チャクラとライトボディの調整」というものがあります。
一言で言えばそれぞれのチャクラで、いくつもの層になっているライトボデイの
必要なところに手をかざしていく、という手法なのですが、
これが結構すごい。
最初はよくわかってなくて、その調整をしても
なにも感じなかったのですが、やっぱり何十回と
セッションの中でやっていくうちに、手の感覚や体感が
鍛えられていくし、その時々で、ちょうど
ぴったりハマる場所ってのがある、と
わかってきました。手の位置や向きの微調整をカチッと
ハマるところまでやると、ぐわぐわぐわ〜っとそこで動き出すのです。
面白いことに、体に直接触るよりもずっと強く作用するのですよ。
まあ私の場合、ですが。

で、今朝もそれを布団の中でやっていたわけです。
すると、お、来た来た。何か流れ出している。
かざしている手にも、かざされている体にも。
これは面白い♪
そして体がほかほかあったまる・・・とまでは
いきませんでしたが
体の中が活気付いて来たような感じ。
これはまた色々遊べるなあ、と楽しい気分になって
寝床から起き出しました。

そして遊び半分でよくやる、オラクルカードを
何気に引いてみると、「健康面、肉体に関わることに
もっと注意を向けましょう」、と出てきました。
ちょうど冷え性に取り組みだした(?)ところだったので
なんかドンピシャだなあ、と、またまた楽しくなりました。

ちなみに私はオラクルカードを持っていないのですが、
このサイトでは、英語ですが、4種類のカードから
引くことができます。



というわけで、
ある日の朝のお遊び、でした☆



2017年8月10日木曜日

変わりたかったら



変わりたかったら、変わればいい。
何かをしたいと思ったら、行動すればいい。


世の中には、そうやってすぐに行動にうつせる人たちが
いて、それって、とても素晴らしいことです。
そんな人たちも、実は心の中で葛藤があったり
怖いけど、えい!と勇気を出して行動しているのかもしれない。

そんな風に行動できる人には、そうじゃない人のことが
理解できないのかもしれません。
何をグダグダ、うだうだしているんだろう、と
思ってしまうのかもしれません。

でも私は、いろんな気持ちの弱さで、なかなか行動に移せず
そんな自分に、なんてダメなんだろうと、得意の
ダメ出しをずっとしていたから、動けない人の気持ちは
よくわかるのです。そしてそれは必ずしも本人の
「やる気」の問題だけじゃなかったりすることも知っています。


自分はなんてやる気がないんだろう、
なんで自分はいつもこうなんだろう、
なんで自分はこんなことを気にするんだろう、


そんな風に自分を責める必要は全く、ない。
それはむしろ害になるだけです。
(否定的な感情抜きに問うのはいいことですが)


変わりたかったら、どんな人でも必ず、変われます。
大事なのは、「変わりたい」「行動したい」と
強烈に欲すること。
すぐに変われなくても、この欲求さえ消えなければ
絶対に変われます。

そして具体的な方法としては、
「変わりたい、でも・・・」
「行動したい、でも・・・」。
この「でも」は絶対にナシ、にすること。

「時間ないし。お金ないし。」

これが「でも」の後にくる代表的なものです。
だけど本当に望んでいることだったら
お金も時間も、なんとかすることができるのです。


その他、「ひとに迷惑がかかるし」とか、「自分だけ
そんな勝手なことはできないし」とか。

「迷惑をかけないように」って、日本では
かなりの頻出用語ですよね^^; 他人を思いやる気持ちは
大事ですが、そうやって牽制しあうよう社会より
足りないところはお互い補い合おう、支え合おう、の
方が寛容で温かな社会になれる気がします。
だって迷惑ってことで考えたら、人は生まれてきた以上
絶対に他のひとに迷惑をかけるのです。
じゃあ死ねばいいのか、といえば、死んだら死んだで
後始末を色々してもらわなきゃいけないから、また迷惑がかかる。
だから「迷惑をかけないように」自分のやりたいことを
諦めるなんて、そんなバカバカしいことはないのです。
(もちろん、迷惑をかけることを目的とした行動を
わざわざとる必要はないですが)

例えば、あなたが今の会社をやめたいと思ってるとします。
でもやめたら会社や同僚に迷惑がかかるからやめられない、
と思って、やめたい、と思いながら仕事を続けている。
あなたが辞めたら、確かに一時的に会社は困るのかも
しれません。でももしかしたら、そのおかげであなたよりも
もっと会社に役立つ人を後に採用できた、なんてことだって
ありうるわけです。何が他人の迷惑になるかなんて
わからないし、そんな心配するのは、相手の力を
信頼していないことであって、そっちの方が実はよっぽど
失礼なことなのです。


・・・、だから、まず「でも」をやめること。
それでもまだ前に進めないようだったら、ぜひIHを受けてみてください。
頭や意志の力で頑張らなくても、自然な心の反応が変わってきたりします。
もちろん、個人差あり、ですよ。そうなるという保証はできません。
でもとにかくとっても面白い。だから私は、オススメ!なのです。😊

あるいは、他に良さそうだと思えるものがあったら、
それをやってください。
自分の感覚によく耳を澄まして、利用できるものを
なんでも利用してください。
そしたら必ず道は拓けていきます。






2017年8月8日火曜日

Ground Force とウサイン・ボルト


私のフェルデンクライスのトレーニング
(プラクティショナーになるためのコース)の
教育監督、フランクは「 Ground Force - 地面の力」をどう使うか、
それが肝要なんだといつも語っていました。


動作を行う時、動くとき、身体を動かすことだけに
意識が向いてしまって、地面のことを忘れてしまいがちです。
自分の身体だけで、なんとかしようとしてしまう。
でも私たちが動けるのは、地面の力があるから。

地面はどんな瞬間にも身体を支えてくれています。
寝ている時も動いている時も。
空中にいる瞬間でも。
支えるだけでなく、私たちが望めばたくさんの力をくれる。


地面は、そういう存在なのです

だから、そのサポートを、力を受け取れる体になる。
素直に、そして最大限に。
そして重力と仲良くなる。
それを体現したのが、この人類最速男と呼ばれた人だったのだなあと
この動画をみて思いました。


どれだけ地面を無理なく押せるか、
どれだけ地面から押し返してもらえるか、
その力をどれだけ身体の中で必要な部位に効率よく伝達できるか。
瞬間瞬間、最適なものを反射で選び取れる身体になる。


そこに近づくのに、フェルデンクライスはかなり有効だと思っています。
(人類最速になる保証は、もちろんしません😉)
















2017年8月6日日曜日

体調不良とIHセッション

前回の投稿をしたあたり、なぜだかほとんど眠れない夜が
ふた晩続いて、その次の日体調が悪くなってしまいました。
その日は楽しいイベントが夜にあり、ミスりたくなくて
でもフルセッションをする時間がなかったので、
簡略版のようなセッションで、どうにか体調を
持ちこたえさせました。おかげで夜のイベントには
楽しく参加することができました。
でもその夜は暑くて寝苦しく、就寝時ごろから頭痛も始まり
神経が休まらず、またしてもよく眠れなくて、
次の日は完全に寝込んでしまいました。

私は前々から回復力がなくて、いったん寝込むと
一日で回復することはまず皆無。
2、3日寝込むのは当たり前、その後もすっきりと回復せず、
よろよろと低飛行を2日ぐらい続け、
ようやく通常の状態に戻る、っていうパターンが常でした。

その時も、このまま寝ててもいつものパターンに陥る感じだったので
ひどい頭痛と軽い吐き気とで、おえ〜、となりながらも
ベッドで横たわったまま、IHのセッションを始めました。

セッションでは、いろんなスキャンリストを使って
情報を集めていくのですが、何せ頭痛が酷くて目を開けるのも辛い。
リストを見るのも一苦労です。
ゼーハー言いながらセッションを進めていきました。

最初に過去生の情報がダダダダーッ、と上がってきました。
へえええ、そこから来る?なんて思いながら、そして、
具合の悪さから、なんども寝返りを打ちながら、続けていきます。
健康を信頼するのを妨げるサバイバル・プログラム、ホルモンの情報、
恒例の(?)霊、宇宙系などの侵略エネルギー、、、と、
どんどん情報が上がってきます。

途中、すうーっと頭痛が引いて楽になったり、
眠気がやってきて。途中んごーって眠ったり、なんだかふにゃふにゃ
しながらセッションをして、一体何時間かかったのかわからないけど、
終了した時にはだいぶ楽になっていました。

セッション最中に、もののけ風なお化けみたいな人たち(?)に
髪の毛を後ろからグイイィ〜ッって引っ張られてる状態で
全身の筋肉を硬直させて(特に顎関節と喉の力の入れ具合がスゴかった)
前に進もうとしている自分の姿が、なぜだか浮かんできました。
しょっちゅう体調を崩すとか、病気になると回復に
時間がかかるとか、単なる体質の問題なんだと思ってたけど、
それだけじゃないのかもなあ、そんなものを引きずって
歩いてたらそれだけで体力消耗しちゃうよね、と、
その時フラフラの頭でぼんやり思ったりしてました。

さて、セッション終了して、だいぶ楽にはなったものの、
頭痛は結構キツイ状態で残っています。
もう少ししたら引くかな?と思ってちょっと様子を見てたけど、
ひきそうにない感じ。これはまだやり残したことがあるな、と思って、
再度セッションを開始しました。
そしたらまず最初に出てきた情報がこれ。

「侵略エネルギーは全て除去し、(侵略エネルギーからの)
保護機能をインストールします」

おおー、まさにさっきぼんやりしながら考えてたことに
思いっきり繋がってるじゃないのーーー!と感動。

ちなみにこの文言は、IHのプラクティショナーが
よく使っている、アフォメーションが5000以上
載っている本に載ってたのですが、どこにどんな文言が
あるかなんて全然知らないし、そんな文言があるということすら
知らなかったのです。でも体はちゃんと見つけてくれるからすごい。
いや、ほんとすごい!そしてなんて面白いんだろう!!
まだ具合悪くて頭も痛いのですが、ウキウキしちゃいます。

その他、今度は脳内の神経伝達物質なんかも
情報として出てきましたが、先ほどのセッションの
補足という感じで、割とあっさり短時間で終わりました。
この頃になると頭痛も8〜9割がた治っていました。

そして次の日の朝、寝床から起きだすことができました。
上に書いた通り、寝込んだのが一日だけで終わっただけでも
快挙です。でもまだ病気な感じ。
頭も痛いというほどでもないけど、全然良い調子ではない。
なので、駄目押しのもう1セッション!

ホルモン、神経伝達物質、脳あたりを中心に情報が上がってきて、
また補足のセッションという具合で、短時間で終了しました。
そしてこれで本当にすっきり!
いや、もちろん前日何も食べてないし、病み上がり感は
充分残っていましたが、食欲も出てきて、
午後にはすっかり普通の状態に戻りました。


IHってほんと、カラダにもココロにも
具体的にハッキリときくからスゴイ*。そして自分の知らなかった
自分を発見していける。それによって自分の中での深い整合性を持った
繋がりができてくるのです。そして世界に向かって
自分が開かれていく。あるいはその硬い境界線が曖昧になると
言ってもいいかもしれません。

とにかくセッションは面白すぎ!
いろんな方に体験していただきたいです。
興味のある方、お気軽にご連絡くださいね☆



*個人差あり。そして医療行為ではありません


2017年8月1日火曜日

正義と嫉妬と

先日snsサイトで友人の投稿を見た時のこと。

お嬢さんが親元を離れて国際交流のために
海外に出発する時の様子が書かれていました。
家族から離れることに不安で泣いてしまったお嬢さん、
そんな彼女を受けとめ、その成長の過程を
応援している友人の、親としてのとても温かな投稿でした。

だけど私はそれを見てイラッとした自分に気づきました。
その感情の揺れは小さなものだったけど、確かにあった。

なので、その中に入っていきました。
そして、奥へ奥へと向かっていきました。

すると出てくる出てくる
そんなことで不安なんてナニ甘えてるの?
そんなことを大した感動ドラマみたいに書く?(*友人が
そのように書いている訳ではありません。
私が勝手にそう捉えているだけのことです)
グログロとした感情がどんどん奥から出てきます。

そしてわかりました。ああ、私は嫉妬しているんだって。
不安な気持ちを素直に出して泣くお嬢さんに。
その彼女を応援している気持ちを共有したいと
素直に投稿した友人に。
その二人の素直さに私は嫉妬していたのです。


子供の頃から、怖いとか不安だなんて言うものじゃないと思っていた。
そんなの甘ったれてる、強くかっこよくならなきゃいけない、って思ってた。
なぜそう思うようになったのかは記憶にないけど、
いろんなきっかけがあったのでしょう。
でも誰だって、特に子供だったらいろんな場面で
不安になるし、怖くなるし、家族に泣きついて
甘えたくなるのは当たり前です。
私は、そういうことを多分あまりしてこなかった。
それは私が強いからではなく、そうしたいけど
なんらかの理由で我慢していたのです。
意識的にではなく無意識レベルで。


私もこんな風に素直に弱さをさらけ出して泣きつきたかった。
褒めてほしいって甘えたかった。

心の奥にいる、そう思っている自分を見つけました。


欲しかったのに持てなかったものを他人が持っていると、人は嫉妬します。
でもそれを嫉妬だと気づかずに、相手に対してイラっとしたり見下したりします。
そして自分の作り上げた「こうあるべき論」や正義で武装して
心の中で、あるいは面と向かって、相手を攻撃したりします。


私は家族に対しても随分イラっとしていました。
そして、イライラするのは自分が正しくて相手が
間違っているからだと、ずっと思っていた。

だってあなたがきちんとしていないから、
やるべきことをやらないから、気を使ってないから・・・etc

でもそれは単なる嫉妬だった。
私だってやりたくないけどやってるのに自分だけずるい、っていうような。


そこに気づいたら、しめたものなのです。
満たされてなかった自分をしっかり受け止め
寂しかったよね、悔しかったよね、悲しかったよね、、、と
その頃の自分を、いっぱい抱きしめてあげればいいのですから。
そうやって、これまでだいぶ嫉妬の奥にあった
抑圧された感情を解放してきました。
そうすると、それまでイライラしてたことに
イライラしなくなるのです。
家の中もどんどん明るくなって、楽しくなっていきました。
自分の気持ちも軽くなっていきました。

これ、子供に対しても同じなのですよね。
例えば友達と喧嘩して泣いてる子に対して
「〇〇ちゃんだって、悪気はなかったでしょ」とか、
「そんなことで怒るのはおかしいでしょ」なんて諭す必要はないのです。
抱っこして「そうかそうか、悲しかったのね、嫌だったのね、」
と、子供の気持ちを受けとめてあげればいいのです。

感情は感じきれば消えていきます。
感じ切らずに正論で抑圧されると、いつまでも残り
私のように嫉妬をする人間になるかもしれません^^;


大事な気づきのおかげで、また一つ軽くなれました。
正直言えば、まだ少し胸が疼きはするのですが。
そんな自分も温かく受けとめて、見守りたいと思います。


素敵な友人に感謝です。
心から。




2017年7月19日水曜日

頭の中のスイッチを切ってみる


ある朝のことです。

目が覚めて、起き上がるまでぼーっとベッドでしている時、
ふっ、と頭の中が静かになり、体の中で満ちていく感覚が
起こりました。それは数秒だったか数十秒だったか。
そんなとても短い時間でした。
でも、満ちた感覚が静かに広がっていく、豊かな時間でもありました。
静かな草原で、静かに月明かりを浴びているような。

ああ、これが「今、ここに存在する」っていうことなんだな。
そう思いました。

この状態と比べると、通常の私の頭の中って
渋谷の交差点の動画を早回しにしたような
落ち着きのなさだなあ。。。
随分無駄に頭を回転させてるのだと思います^^;

去年、「君の名は」という映画が話題になりましたよね。
あれを観た時、話が展開するスピードの速さと
画面からの情報量の多さが、すごくいまどきだと
思ったものでした。あ、お話は面白かったですよ。😊 

多くの人がこれだけの刺激の量に晒されていることに
慣れていて、ちょっと中毒というか、その刺激がないと
いられないような状態になっていて、
それって自覚はなくとも、きっと随分
疲れることなんだと思います。

かくいう私も、この小さな体験のおかげで、
頭の中がかなりごちゃごちゃガチャガチャしてるのだと
気づかされたわけですが。

自分で情報端末を操作してるだけでなく、
街の中にも動画の広告が溢れてるし、音楽や広告が
常に耳から入ってくるし。私たちの感覚神経は
相当過酷な労働を強いられているのだと思います。
そしていつも考えることがいっぱい。
そんな中で、マインドフルネスなんて言葉が
よく聞かれるようになるのは、当然の流れなのでしょうね。
瞑想や座禅、そういったものが、これからますます
大事な健康法になってくるんじゃないのかなあ。


ほんの短い時間でも頭の中を静かにする時間をつくってみる

これ、オススメです☆


2017年7月17日月曜日

お道具、仲間入り!

フェルデンクライスの個人レッスン
(フェルデンクライスではセッションというより、
レッスンと言われています)では、
マッサージテーブル、ローラー、パッドなどの
道具を使います。なければないで創意工夫を
凝らしてやればいいのですが、あるとレッスンが
スムーズに運ぶし、学びに最適な環境を作ることができます。

IHでも、いろんな道具を使うことができます。
私はこれまで手技のみで道具を使わずにやってきたのですが、
道具なしでもここまで深いセッションができるんだなあ、と
随分感心させられてました。それに手技では、
ひたすら自分の手の感覚と、手から伝わってくる体の
感覚だけが頼りなので、ここがすごく鍛えられたのが
私にとって大きな収穫でした。

でも、多分これまで100回ぐらいセッションやってきて、
そろそろ次の段階に移るころだなあと感じてたのと、
手技だけだと対応が難しい、手強いブロックが
自分に出てきてしまったのとで、音叉2種類と
エッセンスを購入しました。届いてから早速自分のセッション、
それから対面セッションをしました。

いや〜、いい感じなのですよ〜。

セッションにさらに奥行きが出てきました。
これからもますます楽しみです!



2017年7月16日日曜日

気がつけば、消えていた ーIHの効果

私は、これまで事務処理がものすごくストレスでした。

事務手続きのためのメールや手紙が来ると、
それを開く前からずどーんと気が重くなり、
まずそのメールや手紙を読むのに、ものすごい決意を
しないといけない。そしてそれに返事をしなければ
ならないとなると、座敷わらしがいくつも背中に
乗っかったんじゃないかと思うぐらい😅、さらに重くなる。
もう、やだやだやだ〜!、と頭の中が
「やだ〜」でいっぱいになります。

ところが最近、こういう事務処理にほとんど
ストレスに感じていない自分に気づきました。
いつからそうなったのか覚えていないのですが、
いつのまにかそうなっていた、という感じです。

きっと「束縛される恐れ」がだいぶ解除できたから
だろうなあとは思っていますが(そのお話はこちら)、
事務処理に対する手続きが、何から来ているのかを
じっくり調べたりはしてないので、他にも要因が
あって、それもこれまでのセッションで
解消されたから、なのかもしれません。
でもとにかくストレスから解放されたのだから、
その原因なんて、今となってはどうでもいいのです♪

IHのセッションは、セッション後すぐに感覚の変化が
わかる時もありますし、この例みたいに、いつのまにか
変わっていた、というのも結構あったりします。

いずれにせよ、ストレスの自己生産という
パターンはなくしていきたいものですよね!


近所の公園で朝の散歩☆























2017年7月11日火曜日

育児をストレスにしてしまったのは

束縛への恐れと自由への渇望が私の奥深くにあったと
前回書いたのですが、この渇望と恐れが大暴れしたのが、
子供が生まれてからのことでした。

子供が欲しいと思っていましたし、妊娠中はつわりも
それほどひどくなく、絶好調。
これから始まる子供との生活に毎日ワクワクしていました。
ところが、子供が生まれてからは一気に絶不調。
難産になり、産後の肥立ちがよくなかったことも
ありましたが、精神的に見事に落ち込んだのです。
しかも息子は全然寝てくれなくて、常にぐずっている。
彼も難産でなかなか出てこられなくて
怖くて辛かったのだろうな、と思います。

そんなストレスまみれの、育児新米時代。
「大変だろうけど、子供は可愛いでしょう?」と
ある時知り合いに言われて、気づいてしまいました。
私、子供を可愛いと思っていない。。。
可愛くないとは思っていない。でも積極的に可愛いとは
全く思っていないのです。
産後、体調もなかなか回復せず、
ホルモンのバランスも崩れていたのでしょう。
ひどい湿疹に襲われたりもしたし、妊娠中は
たいして体重が増えなかったのに、産後いきなり増えて
授乳しているのにちっとも減らなかった。
こんなに大変な思いをしてるのに、なんでワタシ
太ってるの?と、とにかく何から何までストレス。
かなり、産後うつと言える状態でした。

当時私が感じていたことは、
「子供に私の人生を奪われた」、
「子孫も残したし(一人産んだぐらいで言うかね)
もう私の役割は終わった。あとは死ぬだけ」(!!!)


それにしても赤ちゃんのお世話ってなんて大変なのか。
経験するまで、全くわかりませんでした。
世のお母さんたちは本当にすごいです。
しかも専業主婦で、赤ちゃんや小さな子供と
ずっと一緒に1日いるなんて、神様!!
なのに、「専業主婦はヒマ」なんて暴言が
暴言とも思われず、まかり通ってるのだから、
とんでもないことです(いや、実は私も子供が
生まれるまで、そう思っていた・・・)

赤ちゃんがいると、ご飯をゆっくり食べられないのは
もちろんのこと、家事にしたって、途中でなんども
中断しなきゃいけなく、最初から最後までやり遂げられない、
これね、一回や2回そういうことがあったって
ストレスにはなりませんが、ずーっと続くと
結構神経にキます。
そして夜中はもちろん何度も起こされる(あ、でも
授乳中のお母さんの睡眠のリズムは特別な状態になっていて
断片的な眠りでも大丈夫になっているのだとか。
だから夜まとまった時間眠れなくても
心配しなくていいみたいですよ。自然はすごい!)。
一言でいえば、何一つ、ほんとに些細なことでも
自分の思い通りにやることができない。
自分を束縛するかもしれないものからは逃げなければ!、と
深いところでいつも思ってる人間にとって、
これは拷問だったわけですね。
だからなるべく子供から逃げたかった。
息苦しくて仕方なかったのです。

当時はIHなんて知らなかったし、自分が苦しいのは
子供がいるからという外的要因によるもので、
実は自分の意識が創り出しているだなんて
思いもよらなかった。
でも、起こっている出来事は、ただの出来事であって、
そこには幸も不幸もないのです。
それを幸、不幸、喜び、悲しみ、苦しみ、、、と
私たちの心(脳と言うべきか)が
解釈してるだけ。

赤ちゃんのお世話は、確かに大変なのだけど
それを苦しみだとラベル付けしてしまったのは、私。
大切な子供とのかけがえの時間を、そんな時間に
してしまったのは本当にもったいないことでした。
そして子供の心も傷つけてしまったし。

息子も、これまで何度かIHのセッションを
受けているのですが(私が彼の代理として受けたこともあり)
彼が赤ちゃん時代に感じていた「お母さんが辛そうでかわいそう」
「助けてあげたい、でも自分は助けてあげられない」
という気持ち、などなどが出てきました(もちろん
本人はそんなこと覚えていません)。
そしてそこから生まれた、罪悪感、無力感、
自分の存在が申し訳ない、なんてものまで。


子供は本当にお母さんの幸せを
一生懸命思っているのです。
かけがえのない大好きなお母さんに、
一緒に笑っていてほしいって思っているのです。


だから、世のお母さんたちは癒されていてほしいなあと、すごく思ってます。



2017年7月9日日曜日

「束縛されることへの恐れ」に深く束縛されていた私

IHのセッションを受けていると、自分では思ってもいなかった自分が
色々浮かび上がってきたりします。私にとって、その一つの例が
「自由でいたい」「束縛されたくない」でした。

もちろん、「自由なのがいい」「あれこれキチキチと決められるのは
嫌だ」など、人並みには思ってましたが、
自由を渇望してるとか、束縛に極度な拒否反応が
あるなんて、全く自覚がありませんでした。
なんでそうなったかというと、またしても自覚のない
インナーチャイルドだったのですよね。

子供の頃に、母に常にあれやれ、これやれ、と言われる、
自分のやりたいようにやらせてもらえない、やりたくないことでも、
やりなさいと怒られる、極端に束縛をする親だったという訳では
なかったのですが、彼女の存在自体に何か自分を
束縛してくるものを、きっと感じ取っていたんだろうな、とは
今になって想像はできるのです。
そういう日々の小さな経験の積み重ねから、
自分を束縛するものから逃れなくては、と潜在意識に
インプットしてしまったようなのでした。そうなると、
「やらなくてはいけない」、と外側から
押し付けられたことに対して、
そこから逃れねば!と脳は反応してしまうのですね。

そのいい例が学業。

私は、小学生の時から、ここにはまるでモチベーションが上がらなかったのです。
学校に行くのは嫌いじゃなかったし、授業も
小学校の時は先生の言うことを黙って聞く、と
言うスタイルではあまりなかったのでよかったのだけど、
家に帰って、宿題・予習復習なんて全くやる気になれない → やらない
→ 親に怒られる → ますます自由を奪われてる気になって(←ここは無自覚)
更にやる気をなくす、という綺麗な悪循環が出来上がっていきました。

そして、外側からやれと言われたことだけでなく、
自分で決めたことも、決めた途端にそれが束縛に感じられてやりたくなくなる、
という面白いことまで起きるようになってしまったのです。
いえ、本人としては全然面白くないんですけどね^^;

何かというと、外出の際に自分で決めた家を出る時間に出かけられない、
という、かなりバカみたいな悩みが私にはありました。
家を出る時間が近づくと、あ、洗濯物を畳んでから行こう、とか
机の上を片付けてから行こう、とか、それって今やることじゃないでしょ、
という雑事にをやりたくなり(本当にどうしてもやりたくなってしまうのです)、
出ると決めた時間になっても、なんかゴチャゴチャやってて、
結局おくれてしまう。このパターンを毎回のように繰り返していました。
その度に「なんで私はこうなの!」と自分に怒りまくり、
自己嫌悪に苛まれていたのです。

これが束縛されることへの恐れから来てたなんて!と、
そのつながりを知った時はかなり衝撃でした。


昔だったら、こんな私は、ただのだらしがなくてやる気のない人間、
という、落伍者の烙印を押されて終わりだったでしょうけど、
その仕組みがわかって、しかも「調整」までできる時代に
生まれることができたなんて、ほんとに幸運だよなあと思います^^

そういえば、IHを習った時に練習セッションで私と組んだ人が
「夜更かしの癖を直したい」といい、それをお題にセッションしたら
夜更かしの原因が、かなり深〜いところから来ていたのに
驚いたことを思い出しました。

なんでもなさそうな、一見些細なことの
裏にも、深いものがあったりするのですよね。



本文とは関係ないけど、市場で見つけた
アーティチョークのお花。初めて見ました!


2017年7月7日金曜日

夏になって思うこと



最近、ジュネーブはまた暑い日が続いています。

2週間ほど前だったか、記録的な暑さになった時は

かなりぐったりしましたが、こっちは暑いと、

みんな素直に露出度が高くなるところが好きです。

老いも若きも細きも太きも、短パン、ミニスカート、ノースリーブ。

湖に行けば、これまた年齢やスタイルに関わらず、ビキニ率、かなり高し。

それ見て「イタいよね〜」なんて言うヒマな人もいません(多分)。



みんなが自分の好きな服を、頑張らずに、気負らずに、ごく自然に着られたら、

なんかそれだけでも、随分と素敵な社会になる気がします。







自分の知っている自分に限定されない ーセッションのご案内

突然ですが、フェンルデンクライスとIHの個人セッションのご案内です。
これまで、受けていただいた方からのご紹介という形で行なっていましたが、
楽しくなってきたので、もっと広げたくなりました。
両方とも、モニター価格でしばらく行いますので、ご興味のある方、この機会にぜひ☆

フェルデンクライスはジュネーブ市内で受けていただきますが、
IHは、ジュネーブでの対面セッションの他にも、スカイプ等を使った遠隔セッションもあります。
ですから世界のどこにいようと、ネット接続があれば受けていただくことができます。

フェルデンクライス:所要時間約1時間半、60スイス・フラン
IH: (対面・遠隔共に)所要時間2時間半〜3時間半、95スイス・フラン


フェルデンクライスは、いわゆる身体操作を向上させるのに、とても強いです。
私はフェルデンクライスを始めてから、随分と運動能力が上がりました。
走るのもかなり早くなったし。私の体って、こんなに軽やかに動くことができるんだ!とよく感動してました(笑)。身体能力は幾つになっても向上させることができるのです
(※筋肉のパワーに頼らないとできないものは別ですよ)。
「前みたいに無理もきかなくなったし、年かな」、なんていうのをよく耳にしますが、そもそも無理をするってこと自体が賢いことではありません。年を重ねるというのは賢くなっていくこと。頭でっかちになるという意味ではなく、体の理を感覚でつかみとり、尊重していくこと。その賢さを磨けば、いくらでも体の能力を高めていくことができるのです。
そんな能力云々はともかく、とにかくこの腰痛・肩こりをなんとかしたい!なんて方にも、それが習慣的な体の使い方からきている不調であれば、とても有効です。
姿勢にも好影響を与えますし、意外なところで骨盤底筋の機能回復に役に立ったりもするので、産前・産後ケアとしても、オススメです。

そしてIHですが、こちらはかなり摩訶不思議です(笑)。
筋反射という方法を使って、体の指示通りにひたすら情報を集め、「調整しなさい」と体が指示したところで、これまた体の指示にしたがって調整をしていく。言ってみれば、ただそれだけなのです。そこには私の思考の入り込む余地はありません。あ、いや、そうは言っても人間ですから、これってこういうことかな、ああいうことかな、などと前は色々考えちゃったりしてました。すると体が抵抗起こし出して筋反射が正確に取れなくなってくるのです。ですから入り込む余地がない、というよりは、入らなければ入らないほどいい、ということですね。そんなところも、かなり面白くて好きなのです。
取り扱うテーマは実に幅広く、精神的なこと、身体的なこと、人間関係、本当に様々。私自身のことで、わかりやすい例をあげてみると、過食の傾向にあったのが(昔、過食症にもなったことがあります)、何回かのセッションで完全に解消したり、子育てのストレスがものすごく強かったのも、相当解消したり。
IHで変わったことなんて、ありすぎて書ききれませんが、根本的な力を取り戻していくのを助けてくれると思ってます。私の場合、随分生きやすくなりました。それまで、生きにくいなんて自覚は全くなかったのですが、振り返ってみると、不必要なストレスを勝手に作り出し、自分で自分を縛っていたなあ、ってことがよくわかる。


フェルデンクライスにしてもIHにしても、私にとっては、共通しているところがあるのです。
一つは、自分の知っている自分なんて、ごくごく限られたものでしかない、そのことを気づかせてくれること、そしてもう一つは、自分の可能性を信頼する力、それを育ててくれること。


だから、自分の小さな頭で考えた「自分」、それから「社会」という枠に自分を押し込めないでください。
そして可能性を限定しないでください。



というわけで。

セッションにご興味ある方、fk-hakusan☆hotmail.co.jp (☆を@に変えてください)
まで、お気軽にお問い合わせください☆

2017年6月22日木曜日

私の夜のお楽しみ

私には現在8歳の息子がおりまして、毎晩彼が寝るときにFI (フェルデンクライスの「機能統合」と呼ばれる一対一のレッスン)をするのが、最近のお遊び。ベッドの上で入眠の妨げにならない範囲でのものですから、かなり「なんちゃって」な要素は強いです。でもとっても楽しいのです。息子も「あ〜、気持ちいい〜」と喜んでくれるし😊。息子は骨格や筋肉などの身体機能面でかなりいろんな問題、、、いえ!、学びの余地が沢山あるのでやりがいがあります😅

そう、学びの余地、気づきの余地、可能性、なのですよね。

体に眠っている可能性を一緒に探していく。
体がまだ気づいていない選択肢を一緒に掘り起こす。

それはそれは、とっても楽しい時間なのです。
フェルデンクライスも、どんどんやっていきたいなあ!、と気持ちを新たにしてもらえます。


ここのところ、ずっと彼の足で遊んでいるのですが、右脚が全体的に重い。そして右足はいわゆる鎌足、バナナ足になっている。そうなるのは、息子の体がそれを合理的と判断しているからです。では、なぜそう判断しているのか?そこを探っていくと、右の股関節の回旋具合が相当偏っていることに繋がっているのが見えてきます。股関節をつけ間違えたんじゃないか、と思うぐらい、過度に内旋するけど、全くと言っていいほど外旋しない。これではバナナ足になるのは当然なのですよね。この状態で、もし例えばバレエを習ったとして、バナナ足を直そうと足首から先だけを外向きに無理やりしていたら、確実に足首と膝を傷めるでしょう。
そこで昨晩、股関節と骨盤の動きを色々探っていたのですが、ああ、そうだ、IHの股関節回旋の調整があった、と思い出しました。筋反射で調整する場所を見つけて行う、割と手軽にできる調整なのでやってみることにしました。そしてもう一つ、最近私が遊んでいることがあって、体感の反射を筋反射の代わりに使うという、名付けて「体感反射」。これで調整場所を見つけて調整していきました(息子はすでに眠りに落ちています)。IHでの調整では、筋反射で「これ以上調整は必要ない」と出るまで調整を続けるのですが、昨日は、ま、この辺りで今日はいいかな〜、と思ったところまで、というゆるゆる調整。それでも回旋具合を再度見てみると、おおー!前よりだいぶ外旋するようになってるー!!
おもしろい〜♪

今晩もまた遊ぶのが楽しみ☆

2017年6月21日水曜日

やる気、うつ病、扁桃体

少し前になるのですが、1ヶ月ぐらい、まるでナメクジみたいな期間がありました。
だらだらグズグズ。もう何に対しても、ちっともやる気が湧かないのです。
前に進みたいと思ってるのに腰が重い。なんだかいっつも疲れていて、体が重く感じられて仕方がない。この期間、いくつか自己セッションをして、毎回自分の大きなブロックになっていたものが解放されていきました。

・・・なのになんでいまだにナメクジのまま!?

セッションをまたやれば、面白い気づきや解放が起こるのはわかってるけど、、、、

とにかくやる気が出ない。。。

思い返せば、私は子供の時から「やる気が出ない」状況にしょっちゅうなっていたものでした。小学生の頃から、学業に対して全く意欲が湧かず、親にもいつも怒られていたし。
そんな記憶も蘇りつつ、どよーんと重い日々。

でもある日ふっと、まるで蒸し蒸しと暑い日にすっと一筋の涼しい風が吹いたように、そうだ、セッションをしよう、と心が動きました。そのタイミングを逃すまい!とすぐに始めた私。

いろんな情報が上がってくる中で、その時は扁桃体がらみがすごく多かった。そして調整法として、「扁桃体に残る否定的な記憶の除去」が選ばれました。
そう、IHにはこういう調整法もあるのです。

扁桃体は受胎して心臓の最初の鼓動のすぐ後に形成され始め、胎児の時の記憶、また、母親の人生、ストレスなどの情報も蓄えていく、とIHでは習います。その後も海馬が発達する3歳まで記憶を蓄えていくのがこの扁桃体。そして記憶の貯蔵だけでなく、その記憶をもとにした情動反応にも大きく関わっていると言われています。情動反応とは、外からの刺激に対して、一時的に急激に起こる感情、生体反応のこと。例えば、怒り、喜び、恐怖、などの感情や、心臓がドキドキする、手に汗をかく、などの身体的反応の組み合わせのことです。
うつ病はこの扁桃体の暴走による脳の機能不全である、というこちらの記事。ここに扁桃体のことがわかりやすく書かれていました。これを読んで、私のナメクジ状態って軽いうつ状態と同じだったんだなー、と思いました。でも、うつ状態だったから扁桃体の情報が沢山あがってその調整をした、というより、扁桃体の不必要な記憶を手放す時にきたから、うつ状態という方法を使って、体は私にお知らせをしてくれたんじゃないかな、、、そんな風に感じました。

うつ病は、今でこそだいぶ認知も理解もされるようになり、自分を責めたり、周囲が「頑張れ!」というのは逆効果なだけだと知られています。でも上述の私のように、軽いうつ状態の方って結構いるんじゃないでしょうか。もしそのような状態にあっても、私はなんて意志が弱いのか、と自分を責めたりしないでくださいね。そもそも私たちの意志なんて弱いものなのです。私たちの思考や感情のパターンは、意志ではないところ、いわゆる潜在意識と言われているところで大部分がコントロールされているのです。扁桃体だって意志でなんとかできるものではないのですから。


そして自己セッションの話に戻りますが、終えた後の軽やかさといったら!
以前のつきもののセッション後にも実に爽快感があったけど、今回はそこにやる気も加わったみたいで、草原に裸足で立って風の香りを感じているような、爽やかな力強さがありました。

この2、3ヶ月の間にいくつもの根深いサバイバル・プログラム、インナーチャイルド、信念体系を手放すセッションをやってきて(憑き物も同時に沢山外していきました)、この扁桃体で〆、という、なんか一つのシリーズが終わった感じです。そして、その間深い気づきも多々ありました。IHはいろんな調整をするだけでなく、気づきの力を高めてくれるのです。気づきの力は本当に大きくて、気づくだけで大きな変容が起きたりもします。


おもしろいですよ〜☆


2017年6月1日木曜日

遠隔セッションの不思議

以前も書きましたが、IHではスカイプ等のビデオ通話機能を使って遠隔セッションを行うことができます。

その仕組みを説明すると、私が受けてくださる方の代理となって、私の体を通して、その方の情報を収集し、私の体を通してその方の「調整」をする、といえます。通常のIHの手順では、このような代理人セッションを行う際には、始める前に「〇〇さんの代理人になります」とセットアップし、セッション終了時には「代理をやめて自分に戻ります」という手続きをします。私も最初はその手続きをしてセッションをしていたのですが、最近はしなくなりました。というのも、体が「代理人手続きをせずにそのままやる」と指示してくるからです。代理となった人の体を使ってセッションを行う、というだけでも十分怪しさ満載な感じなのに(笑)、代理手続きすらせずに、自分の体に対して手技を使って調整してるなんて、もうわけがわかりません。なのに、やっぱり相手の方に変化が起こってくるのです。

一度、子宮筋腫と、おそらくそのせいから来ている腹部の違和感を訴えられた方の遠隔セッションをしたことがありました。たった一度のセッション後、まずお腹の違和感がなくなり、その後の検診では、筋腫が小さくなったと言われたそうです。その人の体に直接何かをしたわけでもないのになぜ???、ですよね。
私自身も、IHを習う前に受けた遠隔セッションで、ひどかった湿疹が消えた、という経験があります。

これって、「私」、「相手の方」という境界線がなくなっているところで、何かが起こっているのだな、と、自分でセッションを提供する側になってから、そう感じるようになりました。なんでそんなことができるのか、どういう仕組みになってるのか、そこらへんのところはよくわかりません。というか、、、、おそらく「本来そういうもの」なのだろうという気がしています。別に特別なことじゃなくて。

まあ、その辺りはおいとくとしても、体の不調が軽減した、気持ちが明るくなった、楽しくなった、等の具体的な効果があるんだからそれでいいじゃない♪、なんですけどね。😊

2017年5月27日土曜日

今、ここにある過去 ー インナーチャイルド

「お母さんに認めてほしかったのよ。愛してほしい、じゃなくて、認めてほしかったのね」

年末に、NYでのりこさんのセッションを5回受けた時のことです。3回目のセッションが終わって帰るときに、そう言われました。その時は「へえー、、、」、って感じで、そんなにピンとこなかった。母に認めてもらってない、認めてほしかった、なんて思った記憶は特にないしなあ、って。そのインナーチャイルドがセッション中に何度も情報で上がってきたものの、そこはやらないと筋反射で出たのだそうです。宇宙系DNA(さらっと書き流しときま〜す😅)や、細かい脳の調整など、のりこさんでなければ出来ない調整が山積み(!)だったので、そっちをやる、ってことだったのですね。

のりこさんのセッションの内容の濃さは半端なく(しかも受けに行くたびに、その濃さが増している。。。)、NYに受けに行くと、最初の数回は頭がフラフラになったり痛くなったりします(私の場合は、です)。10年ぐらい放置していた物置にあるものを、一気に全部ひっくり返して掃除するような、そこで大量に舞い上がった埃にむせ返るような、そんな感じ。

で、その時も恒例の(?)頭痛でよろよろしている時でもありました。のりこさんに言われたことも、まあそうだったのかもしれないけど、記憶も実感もないし、なんて具合でその日は終わり、次の日の朝のこと。目が覚めると、まだ頭痛も残っている。そのままベッドでゴロゴロしていて、ふと思いついてのです。自分をたっぷり褒めてあげてみよう、と。よく頑張って来たね、よくやってきたね、一生懸命やってるね、、、その他色々思いつくままに。そう自分に声がけをしていったら、胸の奥から込み上げてくるものがありました。まるで心の奥にある、ずっと閉じたままだった小さな扉を開けたような感じだった。そしてなぜだかわからないけど、ボロボロ涙が出てきて、そのままわんわんと泣いてしまいました。その時わかったのです。私はこれをずっと待っていたんだ、と。子供の頃の私は、こうやって褒めてほしかったんだ。認めてほしかったんだ。それをものすごく渇望していたのだ、ということが。

インナーチャイルドとはその名の通り「内なる子供」、なのですが、子供の時のトラウマが潜在意識に残ってしまっている状態を指して、インナーチャイルドね、と言ったりします。トラウマといっても、何もそんなすごく大きな傷とは限らないのです。私も普通に幸せに育ってきたし、子供の頃のトラウマ?そんなもんないけど、って思ってた(怪我や病気はありましたが)。でもIHを受けるようになって、そのほかにも別のヒーリングを受けたり、内観(のようなもの)をするようになって、実は結構いろんなところで傷ついていたんだな、私、とわかるようになりました。インナーチャイルドは誰にでもあるのです。

でも、そんな過去の傷をいちいち掘り返してなんになるわけ?嫌なことは忘れて前向きになった方がいいじゃない。ー 実に真っ当な、そしてポジティブな考え方のように聞こえます。私もずっとそう思ってたし。確かに過去に縛られず前向きになれればいいのですが、私たちの脳はそのようには出来ていないのです。特に子供の頃に経験した嫌なことは、この先、生き抜いていくための大事なデータとしてしっかり脳に取り込まれ、それを元に私たちの感情、思考、行動のパターンを作り上げていきます。インナーチャイルドは、意外なところで今の自分に影響を与えていたりするのです。私も、この「母に認めてもらいたかった」というインナーチャイルドが、いろんなところで、私の足かせになっていたことに、後々気づかされることになるのですが。。。

なので、インナーチャイルドを癒すことは、過去を振り返ってウジウジと傷をいじくる後ろ向きの行為ではないのです。今の自分のため、そして未来に向かう自分のためのもの。その時の自分が満たされなかった思いを、今の自分が100%受け止めてあげる。抑圧した感情を感じ切り、解放してあげる。そうすると、今の出来事に対する感情が変わってきます。そして未来の感じ方も。


そうそう、ブルース・リプトン博士著「思考のすごい力」を読むと、子供の脳がどうなっていて、どう潜在意識が構築されていくのか、そのあたりがよくわかるのではないかと思いますよ。私は本は読んでいないのですが、youtubeに彼のレクチャーやインタビューが沢山投稿(英語です)されているので、かなり見ました。彼は、潜在意識のことを、誰もいない部屋で自動再生されているテープのようなもの、などと呼んだりもして、それを変えることの難しさも語っています。

でもこうやって、潜在意識に働きかけ、変化させていくことのできる方法があるのですから、ありがたいですよね☆






2017年5月24日水曜日

つきもの


私が、前からすごくお世話になっているNYのキネシオロジスト、大好きなのりこさん(こちらがのりこさんのブログ)。
去年の10月に、そののりこさんのキネシオロジー講習会を東京で受けました。

のりこさんの講習会でもらったスキャンリストには、憑き物系も色々載ってます。霊とか、宇宙人とか、エンティティとか。その他、前世リストも充実しています。

、、、で、私はそういうものを信じているのかというと、別にそういうわけではないのですよね。というか、そういう存在を信じる、信じない、ということにあまり興味がない、って感じかな。ただ、人間の知覚能力には限りがあって、その能力でカバーできる範囲外にだって、そりゃ、いろんなものが存在しているでしょう、とは思っています。

そして、この憑き物系。セッションのたびに、ほぼ必ず毎回なんか情報として、上がってきます。いや、なんか、っていうより、かなり大量に毎回上がってくるのですが。。。

のりこさんの講習会を受けて以来、基本2日か3日に一度は自己セッションをやっていて、プラズ年末NYにのりこさんのセッションを受けに行ったこともあり、かなり憑き物系が取れてきたのだと思います。くっつくと、割とすぐにわかるようになりました。例えば、どこかに出かけて帰ってきたらどっと疲れた、と思ったら出先でくっつけてきちゃってた、とかね。

でも、憑き物といっても何もおどろどろしいものではなく(多分)、要はエネルギーであって、電波とか熱とか放射線とか、エネルギーって色々あるけど、そういう中の一つの種類に過ぎないのだと思います。そして、のりこさんも言っている通り、憑いちゃうのは、自分にひっつける要因があるから。しょっちゅうくっつくので、「えー?またぁ〜?!、もうめんどくさいなあ」と時には思いながらセッションをしたりするのですが、やると必ず、はっとするような気づきが出てくる。筋反射がなかったら、絶対こんな気づきは得られないよなー、と毎回感動するわけです。


そして何かが剥がれていく。何かが変わっていく。そのふわっと軽やかな安心感。
この心地よさがたまりません。


そんな風にしょっちゅう自己セッションをしていたのですが、4月のイースター休暇で、ベルギーの義理の両親のところに10日ほど行った時、全くやらなかったのです。戻ってきてからやったのですが、いつものような確かな手応えがなく、どうもいまいちピンとこない。そしてローマへ、次はオックスフォードへ、と続けて小旅行が入り、その合間にもその後にもセッションをしたのですが、なーんか、もやーんと、はっきりしない感じになってくる。抵抗も大きく、筋反射が怪しくなりまくり。とにかく、いかんせんやる気がないのですよ。で、毎回途中で挫折。
しかし、しまいには体調も落ちてきて、病気というわけではないのだけど、どーんと疲れた状態になってしまいました。そしてあまりのやる気のなさ。これからIHやっていくこと自体どうなのか、なんて自問してしまう。夜はインターネットでずるずるとドラマを見続けて、ナメクジのようになっていく私。。。。ここまで来て、ああ、これって憑き物溜まってるんだな、とわかりました。

ある時、えいっ!と勢いつけて、侵略エネルギー外しのセッションをしました。
そしたら出てくる出てくる。霊、宇宙系、前世、エンティティ、、、、山のように出て来ます。抵抗受けてなかなか進めなかったけど、4時間近くかかって終了。もう夜中だったけど、すごいスッキリ!セッション前まであった、もっさりと重たい感覚もなく、頭も清々しく冴えています。

次の日の朝も、実に爽やかな目覚め。あんなにあった疲れはどこにいったのか。
気持ち良い青空の下、トラムに乗って、ある場所に向かいました。
しかし、そこでの出来事をきっかけに、私はまたしてもひどい体調不良に陥ることに。。。でもそれが、深く内在していた恐れに気づき手放していくことに、私を向かわせたのです。

そのお話はまた今度☆



2017年5月15日月曜日

いきまない出産


出産の際、妊婦さんに「いきんで」と言うのをやめる、と言うプログラムを実行したイギルスの病院についての記事を、インターネットで読みました。
出産時の会陰裂傷があまりに増えたために、試みたものだそう。

http://www.mothering.com/articles/women-in-labor-stop-pushing-see-amazing-results/#articleComments


そのプログラムでは、そのほかにも、妊婦さんは仰向けの状態にとどまるのではなく、姿勢を色々変えるように、また助産師さんも赤ちゃんの肩が出てきた時引っ張り出すのではなく、その体重を支えることで会陰が裂けるのを防ぐ、等の方法を用いています。そして陣痛の時いきむのではなく、呼吸をし続けるように妊婦さんに言うのだとか。陣痛時、まだいきまないように、と言われていきむのを我慢するのが辛かった、という話もよく聞きますから、これは結構忍耐が必要だったりするのかもしれませんね。

でも、出てくる赤ちゃんの動きに合わせて、その体重を支えてあげるなんて、まるでFI(フェルデンクライスの「機能統合」と言われる個人セッション)みたい。それにお母さんも体勢を色々変えるっていうのが、私にはすごくしっくり来ました。赤ちゃんは螺旋の動きで出てくるのだから、お母さんだって固定した姿勢で直線的に赤ちゃんを押し出そうとするのではなく、その内側の動きを感じて動いていく方が理にかなってる気がする。出産はお母さんと赤ちゃんがお互いを感じながら、そして受け止めながら進んでいく共同作業なのですよね。ダンスだなあって思う。

妊娠、出産、子育て、それぞれに関していろんな情報があるので、一体どれを信じればいいのかわからない、となったりするのではないでしょうか。でも自分の体の声を聴いていればいいのです。それ以上確かなことはないから。

ちなみに「自分」とは、「自然の分身である存在」という意味もあるそうです。自然の深い叡智を受け継いだ、その分身である自分の体。それを信頼していれば、しっかり地面を踏んで立っていることができるのだと思います。


からだの小さな声にも耳を澄ます。
そろそろ、そういうことが教育に取り入れられてもいいんじゃないかな。

2017年5月12日金曜日

オックスフォードへ




先週末(先々週末?)はローマに行ってきたのですが、この週末、というか、日曜日から水曜日まで、今度はイギリスのオックスフォードに行ってきました。今回は私の用ではなく、夫の仕事です。一人で行きたくないというので、私と、それから息子も小学校をサボって一緒に行ってきました。

綺麗な街だと聞いていましたが、うん、確かに。こじんまりとしていて、緑が多くて、石造りや煉瓦造りの建物、威厳を醸しながら建っているオックスフォード大学・カレッジの数々。好きな人にはたまらないんだろうなあ。

到着が日曜日だったのですが、お店など結構どこも開いていて少し驚き。そしてやっぱり観光地なのですね。私たちを含め、たくさんの観光客たちがそぞろ歩いていました。小さな街なのですが、ホテルでもお店でも働いている人は多くが外国人。イギリス人になかなか会えません。ロンドンならわかるけど、小さな地方都市でもここまで外国人労働者が多いとは思っていませんでした。まあ、小さいとはいえ大学もあるし、経済的に豊かそうだから、当然といえば当然なのかな。
泊まった小さなホテルも、オーナーはイギリス人でしたが、スタッフは私が会った限りで、ロシア人、インド人、中国人。
ある時入ったレストランでは、ウェイターさんにいきなり日本語で話しかけられ、びっくり。聞いてみるとフランス人で、一年間北大に留学していたと言います。一年しか住んでないとは思えないほど上手な日本語。とっても感じのいい人で、食べ物が美味しいので留学中20キロ太った、北海道で食べたお寿司のあまりの美味しさに感動して泣いた、などなど、楽しい話を聞かせてもらいながら、美味しくお食事をいただきました。日本が好き、って言ってもらえるって本当に嬉しいのですよね。彼は将来日本で自分のお店を出すのが夢だそう。ぜひ実現してほしいなあ!

ちなみにこのレストラン、The Follyというお店です。
オックスフォードの相場からすると若干お高めですが、おすすめ。
(滞在中行った中で、唯一(!)美味しいお店でした。^^;)
http://www.no1-folly-bridge.co.uk/


そして興味深かったのは、クライストチャーチ・カレッジ。
ハリーポッターを読んだことも観たこともなかったので知らなかったのですが、ロケ地になったのですね。いや、すごい建物です。威厳と威圧を形にしたらこうなった、というか。「うちは伝統と格式ある名門ですから」というオーラが漂いまくっています。「テスト中につき、お静かに願います」という案内板が入り口や中庭に出ていて、こんなに観光客が毎日ぞろぞろじゃあ、落ち着いて勉強なんてできるのかしら?と思いながら私達もちゃっかり観光。そしてハリポタファン必見と言われる食堂へ向かいました。実に面白かったです。入り口から前方の教授たちが座る段上席に向かう三列の長いテーブル、高い天井、部屋の両側に上から見下ろすように飾られている肖像画の数々。上級生、下級生、誰がどこに座るかも、きっときっちりと決まっているのでしょう。奥に向かって伸びる細長いその部屋の造りが、天井の高さをより強調する効果を出しています。その高さが与えるものは開放感ではなく、父なる神の威厳、権威、威圧感、といったところでしょうか。なるほど、イギリスの階級社会はこうやって連綿と続いているのか、と妙に感心。当然「母なる大地」なんて概念はここには存在しないし、床は硬く冷たいものでしかない。ここにいたら、足はどんどん閉じていって、気は頭の方にあがっていっちゃうだろうなあ。
こういう空間で育まれる帰属意識や階級意識って、あんまり「これから」な感じがしないのです。そうはいっても人間ってこういう権威的なものが結構好きだったりするのですよね。支配したい、支配されたい、、、SMみたいな感じ?(違うか)



でもきっと、そういう意識に頼って満足感を得ようとしないほうが、色々自由で深い幸福感を味わえるんじゃないかな、と思うのです。
もう21世紀ですしね!


同じく天井の高い威厳ある建物でも明るく開かれた印象があったのは自然史博物館。天井から自然光がたっぷり入るのも関係しているのかもしれません。展示物も充実しているし、とても見やすい配置になっていて、来館者のことを考えてくれているのが伝わって来ます。

ちょうど「Brain Diary」というイベント展示期間中で、すごく面白かった!人間の脳が胎児期からどう発達していくのか、他の生き物たちと人間の脳はどう違うのか等々、結構詳しく、そしてわかりやすく展示されていました。その中で面白かったのですが、眠気を感じるのをコントロールしている体内時計が十代だと最大3時間ぐらい遅れるのだそうです。だからついつい夜更かし気味になったりするのですね。加えて、この年代では大人に比べて長い睡眠時間が必要だということ。そのことを踏まえて、授業の開始時間を遅らせてみる決定をした学校もあるそうです。それが学生の注意力、学習、記憶を高めたかどうか、結果を知りたいものですね。


というわけで、オックスフォードへの小旅行、でした☆

2017年5月8日月曜日

ローマの(フェルデンクライス)休日

先週末、ローマへ行ってきました。













友人が仕事で日本から来る時期と、私が卒業したフェルデンクライスのトレーニングMilano-Levicoの主催者でトレーナーのマーラが、ローマでのトレーニングで教える時期がぴったり重なったからです。
とはいえ、金銭的にキビシイかな、、、うー、でも行きたい!!いや、きっと行くだろう、と思っていたら、冗談みたいな棚ぼた収入がいきなり転がり込んできました。

・・・必要なものは与えられるのです^^


というわけで、二日間のビジター参加を決めて、朝6:40の飛行機でローマへ。そのままトレーニング会場に直行しました。
ローマだから、いろんな国の人たちが来ているのかと思っていたのですが、生徒は一人除いて全員イタリア人。EuroTabのリストには、トレーニングでの使用言語は英語でイタリア語の通訳付き、と書かれていたものの、クラスは全部イタリア語で行われました。


で、ローマですからね、もちろん時間通りには始まりません(笑)
あ、でもいつもせいぜい10分、15分遅れぐらいでしたから、意外ときちんとしてたかな。
マーラはイタリア人ですが(っていう言い方もなんだけど)、すごいきっちりしてる人。私たちのトレーニングでは、いつもかっちり時間通りに開始していて、私を含めて遅刻者が多いので、「開始時間より早く来ましょう」と何度か言っていました(それでも状況は変わらなかったけどね^^;)。
そんなマーラですが、ローマの時間感覚にイライラすることもなく、楽しい雰囲気の中でゆったりと、でもきっちりとクラスを進めているのが流石。生徒の皆さんたちもすごく熱心。マーラが質問をしたり感想を聞くと、みんな発言しまくりで盛り上がります。時間を守ろうなんて気はなくとも(しつこい笑)、皆さん自分の学びに責任を持って、とても真面目に取り組んでいました。














マーラは、先にも書いたように、ものすごくきっちりしてる人ということもあり、豊富な知識と正確なテクニックが強みのトレーナーです。彼女のFIの教え方は、とても明快でわかりやすく、生徒からいつも好評でした。「教えるのが大好き」という彼女。教える喜びと楽しさが彼女から満ち溢れていて、その空気の中に身を浸しているだけで幸せな気持ちになれました。

二日目は、クラスで「良い先生とは、どんな先生か?(フェルデンクライスに限らず)」について、グループに分かれて話し合い。私もビジター参加の方達と話し合いました。これはすごくよかったなあ。このテーマに正解なんてないし、要は自分が何に心を動かされ、何に向かって行きたいのか、それを自分の中に発見していけば良いのですよね。
話し合いの後には、グループごとに意見の発表。そしてマーラが、自分にとって一番の先生は誰だったか(フェルデンクライスを除く)、そしてそれはどうして?と一人一人に聞いていきまます。小学校の先生、高校の哲学の先生、大学の教授、ヨガの先生、、、、その先生の授業は笑いっぱなしだった、その先生のおかげで勉強するモチベーションが上がった、、、と、大好きだった先生の話をしている姿はみんな素敵でした。一人の方は、「私にとっての一番の先生は」、と言った途端に感極まって言葉に詰まってしまって、「私たちを生徒としてではなく、一人の人間として扱ってくれたんです」と声を震わせながら言っている姿に、私までグッときちゃいました。

私は、幸い今まで沢山の素晴らしい先生方に教えていただく機会に恵まれたので、一番の先生、というのはなかなか難しいのですが、でもそこを敢えて一人だけ、と言われれば、小学4年生から6年生まで担任だった先生かなあ。
その先生については、また次の機会にでも書ければと思います。


みなさんにとっての一番の先生はどなたでしたか?



2017年4月16日日曜日

自分の人生を自分で創造していく

先日ビデオ通話で遠隔セッションを受けてくださった方から、嬉しいメールをいただきました。


ご主人との関係が、その日のセッションのお題。
セッションを始めてみると、お金に対するブロック、不要な信念体系や、自分軸で生きるのを妨げてるサバイバル・プログラム、などが情報として上がってきました。
サバイバル・プログラムというのは、生命を守るために私たちに備わっている危険回避の機能です。大事な機能ですが、問題は、「これは危険だから避けなければならない」、と脳が判断しパターンとして組み込んでしまうと、不必要な時でもそのプログラムが働いてしまうということなのです。この方の場合、どこかで「自分軸で生きるのは危険、他人のいいなりになった方が安全だ」というプログラムが設定されてしまったわけなんですね。あ、もちろん、全て無意識レベルの出来事ですよ。そして年齢退行でそれがいつ起こったのかを見ていくと、胎児期、2歳、そして前世、と出てきます。
胎児期、2歳、両方とも、その頃のことで特に思い当たることはないとのことでした。そもそもそんな年のこと、普通は覚えていませんもんね^^。ましてや前世なんて。
でもここがIHの面白いところで、必ずしも顕在意識のレベルに問題を引き上げてこなくても、無意識レベルで調整ができちゃうのです(本人の気づきが必要な場合もあります)。

セッションを進めてもっと情報が上がっていくにつれ、自分軸で生きていなかったその在り方が、カメラのピントを合わせていくみたいに徐々にくっきりと浮かび上がってきます。そして「『今、ここ』に存在する」、「自分の人生に、そして自分の人生を創造していくことにフォーカスする」という目標が出てきました。

以下がいただいたメールです。


こないだのセッションから自分が変わったなと思ったとこは!
最近家の中片付けしてるんだけど、いるものと要らないものが、すぐ判断できるようになってきた事!ほぼ悩まずに即決!
そして要らないものがたくさんで(笑)本とかもたくさん処分しました!
小さな家電も前は捨てるにしても旦那に確認しなきゃなーと、思ってたけど今はすぐ捨てる。笑
それと、夕飯作る時にメニュー伝えたら「〇〇が食べたかった・・・」とか言われるのがストレスで前は旦那に何が食べたいか聞いて作ったりしてたんだけど。
自分が食べたいものを作るようになった!
そしたら何も言われなくなったし、食べたいものがあったら自分で買ってきてたから、あぁなんかいい感じ!これでいいんだーと、思って楽になった。

あと、図書館に行っても自分が読みたい本とかあんまりわからなかった。料理とかインテリアの本が好きってのはわかってたからよく借りてたんだけど、小説とかどんなのが好きとかあんまり、わかんなくて。
でも今はこれ読みたいかもーってのが増えてきて、選ぶのがなんか楽しい。
自分の事は自分で決められるようになってきた感じする。素晴らしい。ありがとう!

昨日、旦那と話してた時にセッションの話になって「キネシ仕事としてもう始めたら?」って言われて。
自信も無いし場所借りなきゃとか考えたらいまいち腰が上がらない。って伝えたら「家でやればいいじゃん~」ってあっさり。笑
あんなに嫌だって言ってたのに「自分は仕事でほぼ居ないから別にいいよ」って言われました。


この方もキネシオロジーをなさる方なのですが、この最後のご主人とのくだりが、面白いところなのですよね。セッション後に、自分だけでなく周りの人も変化したという感想をお持ちになる方がとても多いのです。一見不思議に思えることですが、私たちはみんな繋がっているし、一人のエネルギーが変化すれば、当然他の人のエネルギーも変化するのですよね。
これからこの方がどのように人生を創造してかれるのか、すごく楽しみです❤️

2017年4月15日土曜日

5秒ルール

フェイスブックに友人があげていて、初めて知りました。
「やる気なんてゴミ」というタイトルの動画(英語です)でしたが、もちろんそれが話のポイントではありません。やりたい、やらなきゃ、と思ってるのになぜそれができないのか。それを、脳の仕組みをもとに説明してくれています。


脳は今までの習慣をやめて新しいことに挑戦することを好まない。なぜなら、脳の使命は私たちを生存を守ること。未知のもの、新しいものにはどんな危険が潜んでいるかわからないので、脳はそこには向かいたがらない。だから変わりたい、挑戦したい、あるいは習慣を変えたいと私たちが思った時に、脳はなんとか阻止しようと急ブレーキをかけて、これまでの安全な(でも満たされない)習慣へと逆戻りさせようとする、というわけです。
しかも習慣の多くは自動操縦化されていて、その8割を私たちは無意識で行っているとも言われています。5秒ルールは、その無意識の習慣のスィッチが大脳基底核で入るのを邪魔して、意思決定、計画、前に向かって進むことに大きく関わっている前頭前皮質を目覚めさせるのだそうです。


旦那さんがビジネスで失敗し、自分も失業してどん底状態だったロビンス氏は、このままじゃいけない、変わりたい、と思っても変われなくて苦しんでいた。そんなある時、ロケット打ち上げの5、4、3、2、1、というカウントダウンをテレビで見た時に「これだ!」と思ったのだそうです。そして次の朝、目覚ましが鳴った時に「5、4、3、2、1」と数えてガバッと起き上がることができた。それまでずっと決めた時間に起きることもできなかったのに。。。この経験が5秒ルールの原型だそうです。

何かやりたいと思ったら、脳がブレーキをかける前に、5秒以内に、実際に物理的になんらかの行動をとる。それは何もいきなり大きな行動でなくてもいいわけですね。ロビンス氏は、私たちの日常は無意識の小さな決断の連続だと言っています。朝、目覚ましが鳴ってももう少しだけ寝ていよう、という決断、遅れそうになる子供に早くしなさい!とどなる決断、配偶者に対して不機嫌な態度をとるという決断、、、etc、etc、という具合に。そういった、ほとんど無意識に行なっている小さな決断に気づく。そして5、4、3、2、1のカウントダウンで、意識の層まで引き上げてきてくることで習慣のループから抜け出す。そこで快楽を感じればしめたものです。

やる気は必要な時にやって来てなんかくれない。だって脳はそんな風に作られていないから。だから自分は意志が弱い、やる気がないんだ、と落ち込む必要は全くないわけですね。やる気を起こさせるためにちょっとしたトリックを使うのが必要なんだと。

そして私たちが前に進むには、快楽が必要なのです。しかし嫌なことでも我慢してかんばった、人のために自分を犠牲にした、なんていう歪んだ快楽を動力源にする時代は、もう終わりです。そんなものは自分を痛めるだけでなく、周りをも傷つけます。
その辺りは、代々受け継がれている社会的な信念体系が私たちの中に根深くあるので、なかなか手強いのですけどね〜。まあ、その話はまた今度。

というわけで、5秒ルールとそれにまつわる脳のお話、なかなかおもしろかったです。

上の動画ではないのですが、ロビンス氏のTEDトーク、書き起こし(日本語)はこちら


2017年4月10日月曜日

からだ

フェルデンクライスに出会って、体って本当に面白いな、と思うようになりました。
自分のからだなのに、何にもわかってない。実に奥深く、思考の及ぶ範囲なんて、とても限られているんだなあと。

でも、「自分のからだ」なんて考え方自体どうなのかな、とIHのセッションをするようになって思うようになりました。

IHは、筋反射を使って体からいろんな情報を引き上げていくわけですが、それらの情報は身体から来てるのではない、身体にあがっているけど、実はその、もっともっと向こうから来ているのだと感じるのです。

セッション中、行なっている側の私の身体にはいろんな体感が起こってきます。その感覚によって、ああ、核心的な情報がくるな、とか、話す(放す)ことに抵抗してるな、といったことがわかったりします。自分のセッションをやっていると、さらに色彩豊かな感覚が起こってきて、とっても面白いです。そして時々、「これは私の話じゃない」と、はっきり感じたりするんです。確かに私の情報として上がってきているけど、もっと、なんというのか、漠然とした集合体からきてる感覚があるのです。そうなってくると、実は身体なんていう枠はないんじゃないのかな、そもそも「私」という独立した存在も、結局のところないんだろうなあと、自然に思えてくるのです。そしてそれを教えてくれるのが身体、なのがまた面白かったりするわけです。


話はずれますが、ベルギーのブリュッセルに、王立美術館という美術館があります。この美術館、割とこじんまりしてるのですが、私、大好きなのです。
古典部門では確か12、3世紀の作品から時代をおって近代まで作品が並んでいるのですが、17世紀ごろを境に世界(この場合、ヨーロッパ、ということですが)が変わったことをはっきりと感じさせてくれます。ちょうど精神・肉体二元論を唱えたデカルトが出て来た頃ですね。それまでは精霊や妖精たちと一緒に生きていたのが、目に見えるものだけを信じる世界になった。その時代以降の作品が並んでいる部屋が、随分とがらんどうとして見えたのが、すごく印象的だったのを覚えています。

そのデカルトあたりから続いていた世界観が、また少しずつ変わろうとしている、今はきっとそんな時代なんだなと、まあいろんな人が言っているのですが、私もそういう気がしています。テクノロジーによって人間はより感覚的になり、インターネットによって爆発的に増えた情報というきっかけで、内に拡がる自分と更に繋がっていければ良いのだと思います。

2017年3月30日木曜日

Integrated Healing(通称 IHキネシオロジー)

カタカナで書くと、インテグレイテッド・ヒーリング、です。

・・・言いにくいですね(笑)

日本では、よくIH、とか、IHキネシオロジー、と呼ばれています。
創始者は、南アフリカ出身の、マチルダ・ヴァン・ダイクとイギリス人のニック・オリバーです(こちらが彼らのウェブサイト)。

セッションでは、筋反射テストを用いて、その人が真に向かいたい方向はどこなのか、またそこに行くのを妨げているものは何なのか、を探っていきます。受け手の体が、「今日のセッションに必要な情報はこれだよ」、と教えてくれるので、それをどんどん拾っていくのです。そうやって情報を集めていくと、そのセッションでの目標(その人が向かいたい方向)、そこに向かうために取り除くべきもの、例えば、潜在意識に組み込まれた不要な信念体系、思考のパターン、満たされなかった思いやトラウマから繰り返し湧き上がる否定的な感情など(本人の自覚のないものも多いです)がはっきりしてきます。
その段階になると、体は「情報収集はもう十分だよ」と言ってきて、「調整」に入る、という流れになっています。

ここでいう「望む方向」ですが、その人の顕在意識での望みと合致するとは限りません。例えば、親や周囲の人々、社会の期待をそのまま吸い込んで、それが自分の望みだと思い込んでいるケースもよくありますし、そこまで極端じゃなくても、そういった期待に知らず知らずに沿おうとして本来の望む道から外れてしまった、あるいは期待に反発して、その真逆に行こうとしている、などなど。私たちは、自分で思っている以上に周囲の期待や評価を相当気にしながら生きているのです。それは、人間が社会的動物であることとや、他の動物に比べてものすごく未熟な状態で生まれてくることを考えれば、生物学的に理にかなっている気もするのですけどね。

ただそれだと、つまり、社会通念や体裁や見栄や反発も取り外したところでの望み、に沿っていないと、だんだん生きづらくなってしまうのですよね。面白いことに(そしてとっても素晴らしいことに!)本来の望みから外れていると、身体は必ず何らかのサインを送ってくれるのです。なんか色々うまくいかないな、とか、イライラする、といった、モヤモヤ感かもしれない。あるいは、病気などの体の不調として出てくるかもしれない。または人間関係の問題かもしれないし、事故や怪我、なんていう形で現れるかもしれない。これらの一見否定的に見える事柄も、実は身体からのお知らせなわけです。いや、きっと身体よりもっと向こうからなんだろうなあ、と思っていますが。

私はこれまで、結構な回数のIHセッションを人から受けてきて、さらにその回数を軽く上回る数の自己セッションをやってきています。だってね、めちゃくちゃ面白いのです。セッションのたびに、どんどん気持ちが軽くなっていく、日々の生活が楽しくなっていく、そして体調もよくなっていくのですから(*個人の感想です)。
そして毎回のように深い気づきや面白い発見があるのです。自分の知っている(と思っている)自分、なんて実に限られたごく一部の自分、あるいはただの勘違い(! ^^;)であり、本当は全然自分のことなんて知らなかったんだなあ、と、いつも思い知らされるのです。

というわけで、IH。とってもとっても面白いです☆

2017年3月29日水曜日

ことば

私は、言葉や言語が大好きです。

・・・その割に文章を書くのが苦手で、時間もやたらかかるのが
泣けるのだけど(涙)

言語の成り立ちや、語源、漢字なんかも面白くて。
何を特に知っている、というわけではないのですけどね。そこに想いを馳せると、時空間を超える旅をしているような、そんな感覚がやってきたりもします。

例えば、「言葉」ということば。

「こと(言)のは(葉)」と書くこの言葉を見ると、言語という大きな樹があって、豊かに茂っている葉っぱ達、あるいは「ジャックと豆の木」の木や、トトロの木が天空に向かってぐんぐん伸びていき、そこの枝から溌剌と生えてくる葉っぱ達、なんて感覚が体を通っていきます。よくこんな言葉ができたなあ、日本人ってほんとセンスいいなあ、ってしみじみと思っちゃうのです。私の大好きな言葉です。

「言葉では説明できない」、とか「言葉は限定的だ」なんて発言も耳にしたりしますが、それは、言葉をそういうものとして使っているからであって(あるいはそれを受け取る人の問題であって)、言葉のせいではない。まあ、というか、言葉に限らず、発する側が意図した通りに相手が受け止めなかったなんてことは、日常茶飯事ですよね。
言葉(この場合、「言語」の方がいいかな?)は、単なるコミュケーションの道具なんかじゃなくて、そもそも、人間が作ったものというより、人間を通って土から生まれてきたものだなあ、といつも思うのです。

そうそう、だからね、外国語を学ぶときは、その言語が持つ感覚を体得するのが肝要、が私の持論(?)でもあるのです。それが生きた言語を身につける秘訣です。多分、ね。
それとついでに言ってしまうと、文法をしっかりと学ぶことも、とても大事です。私は、日本語と英語以外に、フランス語、イタリア語、オランダ語をそこそこ話します。それらを学んできた経験から、日本人が大人になってから西洋の言語を学ぶ場合は、文法をきっちり学ぶのが一番効率のいい方法だと、個人的には思っています。


、、、とまあ、話がそれてしまいましたが、ブログを通して、自分の感覚と言葉をもっと自由につなげて、言葉の豊かさと遊んでいきたいと思っています。

2017年3月23日木曜日

フェルデンクライス・メソッドと私

私とフェルデンクライス・メソッドとの出会いは、確か2005年だったと思います。

当時、私はベルギーでコンテンポラリー・ダンサーとして活動していました。
知り合いのダンサーが、「今、すごく興味あるんだよ」と、フェルデンクライスのことを教えてくれました。何度聞いても名前を覚えられず(苦笑)、ノートに書いてもらったのをよく覚えています。

インターネットで検索してみると、私が住んでいたブリュッセルにも、数人プラクティショナーがいることがわかりました。そこで、そのうちの一人に連絡して個人セッションを受けることにしたのです。

当時の私は、しょっちゅう怪我はするし、ダンスのオーディションもなかなか受からない、体調もしょっちゅう悪くなる。その現状を打破するための方法を必死に探していました。正直、セッションの予約をした時点では、どういうメソッドなのかもよくわかっていなかったのですが、とりあえず試してみよう、と行ってみることにしたのです。

私を迎えてくれたそのプラクティショナーは、澄んだ美しい目をしている銀髪の上品な女性でした。仰向けに寝て、お腹をたくさん触られたのは覚えていますが、他はそんなに記憶がありません。終了後に「何回か通ったほうがいいんでしょうか?」と聞いたら、「それは、あなたが決めればいいんですよ。必要だと思ったら、また予約をしてください」と言われました。とても気持ちよかったけど、それ以上なにか特別な感じはしない、そんなセッションでした。(当時は感じる力が弱かった、というのも大いにあったと思いますが・・・)

びっくりしたのは、それから数日後にあったリハーサルの時のこと。踊り出してみると、体がむちゃくちゃ軽いのです。そしてすごく楽に動く。え?これ、本当に私の体??、と自分に聞きたくなったぐらい。そう、そんなに動ける自分を体験したことがなかった。同僚にも、この前までと全然動きが違う、と言われました。

これはきっとね、私にとっての決定的な瞬間だったのです。
「人は変われる」と、自分の体で学んだのですから。


それからはフェルデンクライスのATMと呼ばれるグループ・クラス、そしてFIと呼ばれる個人セッションを、ちょくちょく受けるようになりました。その当時、ブリュッセルにはそれほどプラクティショナーがいなくて、そんなにしょっちゅうクラスを受けられるわけでもありませんでした。なので、フランス語訳の「フェルデンクライス身体訓練法」本を買って、そこにのっているレッスンを、辞書を引き引き、やったりしていました。そんな拙いやり方でも、レッスン後は体が変わっているのです。
それが面白くて、楽しくて、不思議で。

日本に帰国した時も、ATMやFIを受けに行ってました。その関係で、当時京都でのプロ養成コースの教育監督だったフランクのことを、よく耳にしていました。一度彼のワークショップに行ってみたいな、と思っていたのですが、なかなか機会に恵まれず。ところがある時、イタリアで5日間の彼のワークショップが開催される、という情報をインターネットで見つけたのです。新規の4年に渡るプロ養成コースの、一番最初の週をワークショップとして一般人(?)に公開したわけです。受けるのは大好きだったけど、施す側になる気なんてゼロな私。養成コースには全く興味がなかったけど、5日間毎日、朝から夕方までフェルデンクライスをやれるなんて!と、すぐに申し込みをして、ワクワクしてました。いえ、正直言えば、かつてイタリアに住んだトラウマ(?)から、完全なイタリア嫌いになっていたので、「イタリアか、、、」と、ちょっと腰が引けたりもしたのですけどね^^;

ワークショップ前日に、ヴェニスに飛び1泊。
翌朝7時ごろの電車に乗って、3時間半ぐらいで、ワークショップ開催地の
レヴィコ・テルメに着きました。
イタリアだからな〜。騙されないように気をつけなきゃ、と警戒心丸出しだった私ですが(ははは、、、)、あれ?結構みんなきちんとしてるかも。しかも「イタリアなのに」道にゴミも落ちてない!ふーん、同じイタリアでもやっぱり北のほうはきちんとしてるのかしら(私が昔住んでた街は南で、もー、ひどかったですからね〜)、なんて、少し気の張りがとれ、会場へ。だいぶ早く着いてしまい、スタッフの人たちが色々準備をしているところでした。主催者でトレーナーでもあるマーラに挨拶して、ちょっと周辺の散歩に出ました。山間の村で坂が多く、会場のすぐ隣には川が流れていました。両側に街路樹が連なり、その水の流れる音や、木々を通る爽やかな風を感じているだけで、
森林浴でもしたような気になる心地よさです。イタリア嫌いが癒されていく感じでした^^;

そして会場に戻ってみると、受講生達が次々入ってきている時で、フランクも登場。
おー、あれがフランクなのね♪、と、嬉しくてたまらず、「あなたのことを色々聞いていて、ぜひワークショップを受けてみたいと思ってたの!ここに来られて嬉しい。
どうぞよろしく」と、挨拶をしに行きました。
そうして始まったワークショップ(というか養成コース)。
もう、初めから楽しくて楽しくたまりませんでした。フランク、マーラ、他の教育スタッフ達、受講生たち、その会場、レヴィコという村、それらが全部合わさった、その時間と空間に身を浸していることが、あまりに気持ちよかったのです。私もその一部になりたい。ここで、この人達と一緒に時間を過ごしていきたい、そう強く思いました。

しかしそうはいってもね。コースを受けるとなると、お金はそれなりにかかる。しかもプラクティショナーになる気、全くナシ。息子もまだ小さいし、果たして夏1ヶ月間も家を空けることなんてできるのか、、、なんてウダウダ考え始めてしまいます。
今の私だったら、そんなことでモニョモニョ、なんてせずに、コースにソッコー登録したでしょうが、まあ、その当時はそんなんだったわけです。

フェルデンクライスのプロ養成コースは年間40日間を4年間、合計160日間で成り立っています。40日間を一年の間でどう振り分けるかはコースによって違い、マーラが主催しているこのコースでは、夏はレヴィコで27日間、冬は年末年始にミラノで13日間、と、なっていました。
私は最初の5日間を受けた後3ヶ月ぐらい、グニャグニャ、ゴニョモニョ、うだうだと考えてました。そして、やっぱりプラクティショナーになる気は完全ゼロ!だけど、あのコースは受ける!!と決意したのでした。

・・・というわけで、2015年の1月に、愛してやまなかった「ミラノーレヴィコ4」コースを修了して、晴れてプラクティショナーになったのです。
はい、「プラクティショナーになる気完全ゼロ」は、いつの間にかどっかにいってしまいました。😉


今度は、もう一つ、私の人生を大きく変えた、IH (Integrated Healing)についても書いてみようと思います。

2017年3月22日水曜日

ジュネーブに来て一年半が経ちました

タイトル通り、引っ越して来て、もう一年半も経つのですが、ようやく、本当にようやくこのジュネーブの地に、しっかり足をつけて歩き始めた気がします。

というわけで、ブログも始めてみました。
フェルデンクライス・メソッド、Integrated Healingのことを中心に書いていきたいと思います。

どうぞよろしくお付き合いください。