サービスのご案内


フェルデンクライス・ATMクラス:毎週火曜日19:30−20:45
場所:Conte-Sapporo
札幌市西区琴似1条4丁目2−15ニシムラビル4F
(東西線琴似駅すぐ)
http://conte-sapporo.com/evb_feldenkrais.php

フェルデンクライス・FIレッスン:完全予約制
場所:地下鉄円山公園駅徒歩5分
料金:8,000円(ATMクラス受講者、子供は割引あり)


Integrated Healingセッション:完全予約制
対面:15,000円
スカイプ:13,000

ご興味のある方、どうぞお気軽にお問い合わせください。
fk-hakusan[at]hotmail.co.jp
(*[at]を@マークに変えてください)

2018年12月30日日曜日

今年を表す言葉

札幌に住みだして4ヶ月が経ちました。

今年は雪が少ないそうですが、今はいい感じに降っています。




















さて、今年を表す漢字は「災」となったとか。
全国あっちこっちで災害が多かったから、らしい。


振り返ってみると、一年前の今頃は
ジュネーブから東京への帰省中で
ジュネーブ生活の今後が怪しくなりだした頃でした。
でも一年後に札幌に住んでるなんて,
あの時は想像だにしてなかったのですから
人生面白いものですね。


そして年明け、ジュネーブに戻ってみると
夫への解雇通告。😱😱😱
いやー、、、あれはショックだったなー。
泣いたもんね。
私より彼の方がキツい思いをしたに違いないのだけど。


で、そんなイベントがあると
当然いろんな否定的な感情が出てくるわけです。
でも私はこういう時こそ、自分に気づく良いチャンスだって
知ってたので(うふふ)、内側の探索しまくりでした。
その過程で、自分でもびっくりするぐらいの
怒りが出てきたりして、なかなか面白かったです。
ほんとに「怒りで肩がぶるぶる震える」んだ!って思ったもの。
(次の日筋肉痛)
アパートのエレベータを蹴ったりしてた。
壊れて止まっちゃたりしたらどうしよう、と思いつつ。

そんなドス黒いものも、良い悪いの価値判断なしに
きちんと出してあげるってすごく大事なのです。
出すとその奥にあるものが見えてくるから、
そこに行き着くのが肝要。

この、温かく自分を受け止めるという作業の大切さに
関しては、学術論文も結構出てるようですよ。
脳にポジティブな影響を与えるというデータが
たくさん出てきているのですね。


そういう作業によって解放が起こると、
世界もそれまでとはかなり違って
見えてくる。
世界を経験する主体が変わるから、当然経験も変わってくるわけですね。
私なんて、夫のクビを決定した人が天使に見えてきたもん



「人間が自分に対してできる一番
重要なことは、自分を知ることだ 。 
ーモシェ・フェルデンクライス(’The Elusive Obvious'より)」




自分のことなんて、ほんとに知らないことだらけで
探索に終わりはありません。
探索を始めると、目からウロコな諸々が
おお、出てくる出てくる。
楽しいですよ〜。😄


まあ、そんな経緯で、札幌にご縁をいただいたのですが
・・・これがまたいいんだ。
正直ここまでいいとは思ってなかった。
すんごい住みやすい!
食べ物、チョーうまっ!!
回転寿司のレベル高すぎっ!!!


札幌にきて、ほんとよかったね〜
と、ほぼ日で鍋をつつきながら、三人で
この幸運を噛みしめる日々です。



そんなわけで、我が家にとっての今年を表す言葉は
「災い転じて福となる」



来年も全てを福に転換していきたいです。


皆様もどうぞ良いお年を!




2018年9月18日火曜日

靴教育の講演を聞きました

先日、本屋さんにぶらりと入った時のこと。

入り口のオープンスペースで講演会が行われてました。


(あ、ちなみに私はジュネーブを出て、今は札幌に住んでいます!)


のぞいてみると、「靴の選び方と履き方」について。
へええええ、一般向けに、そして本屋さんで
この内容のレクチャーが行われるっておもしろい。





















実は私の息子と夫、二人とも外反足気味なこともあり、
私にとってはかなり気になるお題。
「途中での入退場は自由ですので、よろしければお座りくださ〜い」と
声をかけていただいたので、座って拝聴しました。


講演をしてらしたのは吉村眞由美さんという方。
「靴教育学者」、というタイトルに、
え?そんなものがあるの??と、最初びっくりしたものの、
確かに靴ってすごく大事よね。。。。


足にあった靴選び、正しい履き方がいかに大切か、というお話でした。


ドイツに視察に行かれたとのことで、
靴屋さんに行ってみると、キャラクター系靴がない。
見た目じゃなくて、機能性で靴を選ぶ。
子供ではなく、大人が選ぶ、といったお話をされていました。

私はドイツのことはよく知りませんが、
一般的に、ヨーロッパでも足によろしくなさそうな
子供用の靴はたくさんあります。
ただそれは、子供の欲を駆り立てるキャラクター物や、
きらびやかな、見た目重視の物、というより、
単に安価なもの、かな。

あ、でもかかとに車輪がついていて
つま先をあげてかかとだけ地面につけると
ローラースケート感覚を味わえるものとか、
点滅する小さな電灯が散りばめられているもの、
なんてのはあったなあ。


同じ靴を履いていても、西洋人と違って
日本人は、靴でも草履や下駄を履く感覚で
履いてるんですよね。
そもそも、着物を着なくなっても、
草履を履かなくなっても
家の中から畳がなくなっても、
日本人の体って、それから体の使い方って、
着物と下駄の時代からさほど変わっていない気がします。
それは別に悪いことでもなんでもなく、
いっそもっと下駄や草履を履くようにした方が
いいんじゃいの?そんでもって、
もっと畳の素晴らしさを堪能しようよ、と
思ったりもするのだけど、
・・・まあ、とりあえずそれは置いといて。


靴を履く以上、靴の特性を生かした履き方を
しないと、体の害にすらなってしまう、ということなのですね。


それから私は知らなかったのですが、
カーブを早く走れる、という宣伝で
子供達の間でとても流行ったスポーツシューズが
あるそうですね。
足裏が左右非対称になっているその靴を
実際に見せてくださいましたが、
確かにそんな靴を長時間毎日履いていたら、体は歪みそう。


吉村さんが見に行かれたドイツの学校の
靴脱ぎ場?のお話もあって、そこにはベンチが
あって、そのベンチの下に靴を置く。
だからみんなそこで座ってしっかり靴を
履けるようになっている。
日本の学校では、縦一列にいくつもの靴箱があって
ゆっくり靴を履けない→足に良い履き方ができない、と。

確かにー。

で、やっぱり足のためには紐靴が一番いいそうです。
上履きにしても、バレエシューズにゴムバンドが
甲のところにある、あの昔ながらのものは、
足をきちんと守ってくれなくて、よろしくないそう。

で、靴を履く時、日本ではつま先を床にトントン、と
打ち付けて足をしっかり靴に入れますけど、あれって
鼻緒をしっかり親指と人差し指の間に
はめるためにやっていた名残のようですね。
靴を履く時は、つま先ではなくかかとをトントンと
して、かかとが靴にしっかり包まれるように
するのが大事だそうです。

吉村さんは保育園、小学校、等の教育機関でも
靴教育を行ってらっしゃるとのことで
足は体を支える土台だし、
機能的で理にかなった靴の履き方を、
これからどんどん広めていっていただきたいものですね。

2018年8月1日水曜日

ジュネーブ、ありがとう

























サッカーW杯が終わって、ようやく引っ越しに
本腰を入れて、ドタバタと日々は過ぎ去り、
先月末、不動産会社へアパートの鍵を
引き渡して、無事引っ越しは終了しました。

私、実は引っ越しってそんなに嫌いではないのですが、
やっぱり気が張ることがおおいのですよね。

あれこれとやることが多いと、ああ、明日は
何時にどこそこに行って、その後はあそこに行って、
それからあそことここに連絡を入れなきゃいけない、と
予定を当然立てるわけですが、それが、私にはかなり
ストレスなんだなということに、今回気づきました。

元々ものぐさで、どうも時間に遅れがちな
傾向にあるゆえ、ちゃんと予定通りに
できないんじゃないかと、どこかで心配に
なって緊張するみたいです。
それから、忘れないようにしなきゃ、と
不必要に力が入ったり。
そして頭に気が上ってきて、自分の軸
(みたいなもの)が完全にブレてしまう。

そしてそれがすぐに体調に
反映されちゃうもんだから
引っ越し準備中に、なんども
軽くだけど、体調が崩れました。
その度、IHでさっと自己セッションを
して持ち直す、とやってたのですが
とうとう引っ越し会社に荷物を
搬出してもらう二日前に完全にダウン。
丸二日間、がっつりと寝込んでしまいました。

でもこれ、薄々気づいていた上記の自分の傾向を
はっきり認識する、とってもいい機会になりました。

ダンボールの梱包、全然終わってないのにぃ〜、と
最初は思いながら寝込んでいたのですが、
そうやって未来の心配してストレスを感じながら
寝てても回復が早まるわけでもないしね、と
吐き気と頭痛に襲われながら、開き直りました。
引っ越しなんて、どうにだってなるんだから大丈夫。


自分の中にちゃんといよう

・・・ああ、そうそう、これだ。
これがすごく私には落ち着く感覚で、
うぇぇぇ〜、となりながらも、その感覚を探ってました。


そしたら引っ越し当日には、ちゃんと
(ってわけでもないんだけど)治って、
引っ越し作業をすることができました。

でも病み上がりの体で重いものを持ち上げたら、
作業開始早々に軽くギックリ腰になってしまったのですが。。。😅
まあ、それもどこに体が行きたがり、どこに
行きたがらないかに注意しながら、動いていたら
午後には、ほぼほぼ大丈夫になりました。


この、「自分の中にいる」。
一人で静かにしているときはすぐに入れるのですが
少しでも意識が外に向くと、すぐに吹っ飛ぶ。


外に意識を緩やかに広げつつ、中にいる

この探索は相当遊べそうです。


これがジュネーブでの最後の気づき、だったのかな。

ジュネーブ、3年間ありがとう。
また遊びに行きます😊


2018年6月23日土曜日

サッカーW杯とプロセス主義



ジュネーブの、W杯のために大型スクリーンを設置した野外観戦場
スイスーセルビア戦観戦のため、入り口に長蛇の列ができてました





























フェルデンクライスでは、結果ではなく過程を
大事にする、ってことをずーっと言ってます。

結果を出そうとしない、過程を味わう、
まあ言ってみれば「今」に100%
存在するってことですね。
というのも、過程を大事にすることによって
最終的に望む結果が得られるからなんです。
いや、それ以上に面白い、予想もして
なかったものが得られたりする。

だから、プロセス主義は究極の結果主義だと思ってます。



さて、今はサッカーのワールドカップで巷は大盛り上がり。
我が家も毎日試合を見てるので、子供は寝不足気味です^^;


ヨーロッパのチャンピオンリーグの決勝試合には
「公正」という文字はどこにもなく、
あまりに酷くて、がっかり。
(ラモスは正当な制裁を受けるべき、
というペティションに参加しちゃったもんね)
ワールドカップともなると、国同士だから
贈収賄なんてなくて、正々堂々と戦ってくれるんだわ♪
なーんて思ってた自分は、実にnaive(日本語の
’ナイーブ’はちょっと意味違いますよね)でした。

開催国ロシアは、きっと準決勝ぐらいに行くように
もう話は決まってるんだろうと思ってるけど
スイスもひどくてびっくり。
ブラジル戦も昨日のセルビア戦も
凄まじいファウルなのに、審判に見過ごされてる。
(あ、私はサッカー、何にもわからないド素人ですけどね)


そういう試合は、とにかく観ててまるで面白くない。
勝てればどうでもいいので、90分のプロセスが
完全に置き去り。
サポーターだと、そんな試合だろうと
なんだろうと、勝てれば嬉しいのかなあ。
不思議。

勝っても負けても正々堂々と戦うのが
スポーツマンシップだ、なんて
「そんなのは綺麗事だから」
と、言われるのでしょうね。

今は、まだ、きっと。


でも、そんな常識に飲み込まれる必要は
ないと思ってます。


スペインーポルトガル戦のロナウドは
すごかったなー。
途中、「もうダメだよね」っていう空気が
ポルトガルチームに漂いまくってる中で
点を入れてる。
いくらスーパースターがいたって、チームが
ダメだったら、一人じゃ何もできないし、
っていう常識を打ち破ってくれた。
ありがとう、ロナウド💗


人間はどこまでも、おもしろいです。




2018年6月22日金曜日

子供から学ぶこと




























子供はよく、やだ!やりたくない!!、などと
言って泣き叫んだりしますよね。
私はその姿につくづく敬意を抱いてしまうのです。
ああやって、自分の嫌いなことを
はっきりと嫌いだと言えて、すごいなーって。

ちなみに私は、むかし子供が苦手
・・・っていうか、はっきり言って
キライ(!)で、駄々こねたり
泣き叫んだりされようなものなら
すごくイライラしてました。

それが今やこう思うのだから、人間、結構変わるものですよね。^^


例えば私が作ったものを「美味しくない」と
言ったり、とかね、
いやー、その正直さ、素晴らしすぎっ!!
爽快感すらあります。

そこには、私に対する悪意なんて
もちろん全然なくて、ただ美味しくない、
という自分の感覚に正直なだけ。

だから、からっとしてるんですよね。

それを大人が「そんなこというもんじゃなりません!」
なんて言って、その感情を抑圧すると
どんどんジメジメしてきちゃうのです。

だって、感情は抑圧されたからといって
なくなるわけではないから。

押し込められて不自然な形になっていくだけ。
その現れ方は色々ありますが、
正義と嫉妬とでも
書いたような、正直に感情表現している人に
イラっとしたりするっていうのは
一つのいい例です。

もちろん、大人になって
誰かが作ってくれたものに対して
面と向かって「まずい!」と
叫ぶのがいいといってるわけではありません。
だけど、美味しくないと思ってる自分を
認めて尊重してあげるのは大事なこと。


大人になるにつれて、人の目を
気にするようになったり、
そんなこと言ったら失礼かな、なんて考えて
自分の素直な気持ちを出さなくなってきます。
出さないだけなら、まだしも
そんなこと思っちゃいけない、
感謝の気持ちを持つべきだ、
これは体にいいのだから、食べなきゃ、、
なんて、思考を押し付けていくと
感覚はどんどん阻害されていく。
そんなことを続けていくと、一体
自分は何が好きなのか、
何をしたいのか、ってことも
わからなくなってしまう。
(私も、かつて、ここに陥りました)

そういう意味でもね、子供って
自分の感覚としっかりつながって
いる偉大な先生です。


例えば、この靴下じゃなくて
あっちのじゃないと絶対やだ!とか
そんなことで駄々こねたりするじゃないですか。
どっちだって一緒でしょっ!!、と
大人は言いたくなるのですが
(特に忙しい時とかね^^;)
同じじゃないのです、本人には。
論理的な説明ができなくても
その感覚は、本人にとって確固としたもの。

そういう子供の感覚を
否定せずに受けとめてあげるって
自分を信頼する力を育むためにも
すごく大事なことだと思ってます。
(その上で、子供のやりたいことが
できなかったとしても、それはそれで
いいのです)


なんだかわかんないけど、こだわってるなあ
面白いなあと、その様子を楽しめると
子供との共生が、より豊かに
なってくるんだと思います。





2018年6月13日水曜日

フェルデンクライス 目のレッスン

























プラクティショナーになるためのトレーニングコース2年目で、
かなり目のレッスンを集中してしたことがありました。
その期間は7日だったのですが、その翌週の爽快感といったら!
なんていったらいいんでしょう、体の中のもの、
内臓とか血管とか全部取り出して、
岩清水で綺麗にその中を洗ったような感じ。

まさに新感覚。

いやー、ほんと気持ちよかったんですよねえ。


この間ふと思いついて、またあの1週間分のレッスンをやってみることにしました。
今やったらどう感じるのかなあ、という単純な好奇心です。

フェルデンクライスってすごい、って前から思ってたし
大好きだったからこそ、トレーニングコースにも
参加したわけですが、この目のシリーズには、
ほんと舌を巻いちゃう。なんでこんなこと思いつけるんだろう??
って、感動しながらトレーニングを受けてたな。
そして、今でもそれは相変わらず。
自分の体感を細かく察知する力は、当然その頃より
かなり上がってるので、微細な目の動きで
顔や首の筋肉の緊張状態が変わったり
呼吸が変わったり、色んなことに注意が向く。
あああああ、面白すぎる。


そしてやり始めて数日経って、あれ?と気づいてしまいました。


・・・・視力がよくなってる!!!


私はもともと視力がいいのです。
でもここ最近、数ヶ月、一年ぐらい?
よく覚えてないけど、コンピュータやら
携帯やらのブルーライト浴びすぎも、多分あって
視界がぼやけたりすることが多く、
老眼かしら〜、、、って思うような状態にもなってました。
それが、このシリーズ開始後
数日経って、あれ、そういえば
視界がぼやけたりしてないな、となったのです。
ついでに右足の土踏まずがしっかりしてきたし。


この後もどんな面白いことが起こるか楽しみです。
自分のことなんて、実は全然知らないからね。
(そして宝物も沢山眠ってるのよ^^)

今度、集中して目のレッスンをする
ワークショップもぜひやりたいものです。
動きも変わりますよ〜^^。




2018年6月9日土曜日

共生とほんとの欲求



ジュネーブは市場が豊富。
うちの近所の大きな広場でも週3回、生鮮食料品中心の市がたちます。

ジュネーブは、ほ〜んとなんでも高くて、
市場ももちろん例外ではないのだけど、
とにかく質が良くて好き。

スイス人は日本人のように国産好き。
そして地元主義が強い(他の地域は
知らないけど、少なくともジュネーブは)。
ジュネーブ産!って売ってるものが多いもの。

種類も豊富で、こっちに来てから、
今まで見たことない野菜をたくさん見ました。
それから旬のものが何かがわかるのも楽しい。
これ、ほんとに週ごとに旬のものが変わっていくのですよ。
先週は、ズッキーニの花、生アーモンド、
スイカがたくさん出てた。
それからその前の週の続きでワイルド・アスパラガスも。

ズッキーニの花














生アーモンド














ワイルド・アスパラガス





















今週の旬は何かな?



さて、市場というと午前中が相場。

でも、コルナヴァン駅(ジュネーブのメイン駅)
の裏、グロットの市はちょっと変わっていて
毎週木曜日の夕方開催。
規模は小さいのだけど、
チーズとかパンとかつまみながら
アペリティフを楽しむ人が多くて、
楽しい雰囲気。
今や、仕事帰りにいっぱいやる場所として
特に夏は大人気なのだそう。

2、3週間前に行った時は
天気も良くて暑かったからか、大混雑。
出ているテーブルや立ち飲み場所も
いっぱいで、地べたに座って
飲んでる人たちで広場が埋め尽くされてた。

すごい人だなあと思っていたら、
その数日後に、グロットの記事が
地元新聞に出ていました。
地域活性化の為に地元住人たちが始めたこの市場。
成功しすぎで困ってる、と。
ちっちゃい広場なのに、夏は1000人以上
人が来たりするらしい。
市が終わってもそこに夜中まで居残ってたり、
近隣の住民が困っているので
行政が対策に乗り出した、というわけです。

巡回員を出して、市場終了後に居残る人を
なくす、とか、アペリティフを
提供する屋台の数を減らす、などの
常識的な(?)対策の他に、
ジュネーブの他の場所にも、
グロットのようなアペリティフを
楽しめる場所を作って一極集中を
避けよう、という案も出てるそう。

これ、いいですよねえ。

問題があるからといって、
禁止したり抑制したりするんじゃなくて、
もっと楽しくやっていける方法を
考えましょう、お互い気持ち
よく過ごせる方法を
探っていきましょう、というもの。
グロットの住民たちも、
この市がなくなってほしいとは
思ってないそうで、まさに共生政策ですね。



「お互い気持ちよく過ごすために」

そんな言葉は日本でもよく聞くけど
なんかちょっと違うんだな。
そこには強要感というか、「私も
我慢してるんだから、あなたも
我慢してよね」という匂いを感じちゃう。

昔は、私もそういうところが多々あったので、
よくわかるのですよねえ。

・・・いや、今でもまだまだ残ってる^^;

最近どうも夫に対して、イライラすることが多い。
何度言ってもやってくれない!
私ばっかり〇〇してる!(ずるい!)、
とか、よくあるそんなこと。

これ、まさに「私も我慢してるん
だから・・・」、ですよ。

でもって、「お互い気持ちよく」
あるために、私のいうことを聞け、
なぜなら私は正しいのだから、
なのよね。(あ、私の場合は、ですよ)

で、こういう場合、相手をコントロールして
言うことをきかせたからといって
自分が満たされるってことはないのです。
だって、「ほんとうの」欲求はそれじゃないから。

私のこの奥には何があるのかなあ。
またじっくり探ってみます。

だって、ほんとに「お互い気持ちよく」毎日を
過ごしたいものね。


グロットの木曜市
まだ早い時間なので、そんなに混んでないですね






















左の屋台は我が家がよく買うパン屋さん
どっしり重い、ハードコアな自然派パンが色々
美味しいのよ〜














2018年5月31日木曜日

Bodyとからだ



 























フェルデンクライスのグループクラス(ATM)は、
基本、口立ての指示によってのみ、進行していきます。

そしてクラス中は、
「からだのどこが床と接触していますか?」とか、
「動きが、からだの中を伝わっていくのを
感じてください」、みたいなことを
よく言うわけです。

プラクティショナー養成コースで、通訳していた時
日本語でのATMを英語に訳すこともありました。
で、上に書いたような指示の「からだ」を
「body」と訳していたら、英語圏の先生に
「私たちは(フェルデンクライスでは)、
bodyとは言わないのよ。私たちが扱ってるのは
bodyだけじゃなくて、その人全て、だから」
と、言われました。


・・・おもしろい。


bodyっていうと、a body, a thing、みたいに
モノ、って感じがしちゃうらしい。
つまり、bodyとは目に見えて触ることのできる
肉体のことで、それ以上でもそれ以下でもない、
そういう、すごくはっきりしたもの、と
理解されてるのですね。

でも、日本語の「からだ」は
もちろん、肉体、って意味でも使うけど、
それだけじゃない気がする。
「からだの声をきく」とか、「からだと仲良くする」とか、
からだも一つの人格を持った存在、とでも言うのか、
もっと有機的なものとして捉えている気がします。

あとは、bodyっていうと
「からだ」以外の意味も色々あるから、
ってことも関係してるのかもしれない。


あ、英語圏の人がみんな、上に書いたような
考えなのかはわからないですよ。
フェルデンクライス業界だけ、あるいはその中でも
一部の人たちだけ、なのかもしれない。


いずれにせよ、その言葉が呼び起こすものが、
文化によって、言語によって
違うっていうのが、面白いなあっていつも思うのです。



みなさんは、「からだ」という言葉に
どんな意味を持たせていますか?







2018年5月29日火曜日

気づきが癒しになる時


前回、子宮筋腫について書きましたが、
それと同じ頃、実ももう一つ私の体には
結構ひどいことが起きていました。

皮膚の炎症です。

それはジュネーブに引っ越してきた
その日から始まりました。

どういうわけだか、表皮が再生され
なくなったのです。

最初はひどい虫刺されのような感じになり
それが爛れたみたいになった。
ひどい傷ができた時のように
そこがカサブタで覆われ、
本来であれば、その下で
表皮が再生されるのですが、
なぜかされない。
だからいつまでもカサブタが取れない。
そしてカサブタの隙間から
浸出液がグジュグジュと出続ける。

見た目、かなりシンゴジラ。
誇張じゃなくて。

そして、その患部の周りにまた、ポツポツと
赤い斑点ができて、そこも爛れていく、、、

かなり、ホラーな光景です。

それが両脚の足首辺りに始まり、
徐々に患部が広がっていったのです。
見た目がひどいだけじゃなくて、
かゆみと痛みが凄まじかった。
患部が広がっていくにつれ、夜も眠れなくなり、
呼吸も満足にできなくなっていきました。

思い起こせば、私は子供の頃から
ちょくちょく色んな皮膚の問題がありました。
で、皮膚科によく行っていました。
その個人的な経験の集積から、
これは皮膚科に行っても治らないだろう、と
いう思いがあり、こんなひどいことに
なっていたけど、お医者さんに
行っていませんでした。

でもそうしている間に、
膝下だけだった患部が
とうとう上体にも広がりだしたのです。
皮膚が常にあいた状態ですので、
右脚の患部からばい菌が入ったのでしょう。
そこが象のように腫れ上がってしまいました。

これはまずい、と
とうとう皮膚科に行きました。

何でこんなになるまでほっておいたの?!と怒られ
そりゃ、お医者さんだったら当然そう思うよね。
でも私はほっておいたわけじゃないのです。
効果は出せなかったし、すごく要領の
悪いことをやっていたんだろうけど、
私はその時の私の最善で、この問題に向き合っていました。
そんなこと、もちろんその場では言わないんだけど。

そしてステロイドを塗りたくられ、
そのステロイド、それから抗生物質と
抗ヒスタミン薬を処方されました。


ステロイドの威力ってほんとすごくて、
クリニックからの帰り道、あれほど
ひどかった痒みと痛みがほとんどなくなりました。
普通に呼吸ができる、この安堵感。
そして、その夜は実に久しぶりに眠ることが出来ました。

そういえば、ガンで亡くなった
小林麻央さんが、ブログで書いていました。
確か痛み止めかなんかをずっと飲まずにいたんだけど、
ある時飲んで、痛みが和らいで
「赦された」と思ったって。

あれ、すごくわかる。

私は命の危機に晒されたわけでもないけど、
ひどい身体的苦痛(それは当然精神にも
心理にも影響を与えるわけで)から
たとえ一時しのぎでも解放されたら、
それはそれは、ものすごくありがたい気持ちになる。

薬のありがたさを、この時すごく感じました。

でも、処方してもらった薬では
治癒にならないことも
使ったことで、はっきりわかりました。

しばらく処方された薬を使い続け、
ステロイドを塗ったところは
とりあえず皮膚が閉じるのですが、
そのまま回復していくようには
見えなかった。それに抑えられたものが
別のはけ口を求めるかのように
今度は別のところに
症状が出てくるのです。
で、そこに塗ると、また違う
新たな場所が患部になり、、、と
もう、いたちごっこ。

お医者さんにいうと、
とにかく症状がなくなるまで塗り続けて、と
指示されます。でも、あのー、、、
薬の説明書には、体の表面積の〜%を
超えて塗布してはならない、
続けて塗るのは〜日間が限度と
書いてあるんですけど、、、
と聞いてみる。
そんなの気にしなくていいから!とにかく塗って!!
というお答え。

これって、薬で症状を抑えているうちに、
体の自然治癒力で何とかなるのを
期待するしかない、ってことだよね。

でも今回の私の場合、この方法じゃ
解決にならない、って思ったので
薬をやめました。

そしたら抑えていた症状がまた一気に出てきた。

シンゴジラに逆戻り。



一体、私の体は何を言おうとしてるんだろう?


私は、ずっとこの質問をし続けてました。
わかったこともあった。でもわからない。

一向によくならないと、そしてひどくなってくると
だんだん冷静な状態でもいられなくなってきます。

なんで私の体は、こんなひどいことを私にするの?
聴こうとしてるのに、わかろうとしてるのに、
なんでこんな仕打ちをするの?
自分の体に憎しみすら覚えました。

ついに顔にも炎症の兆しが見えた時には
恐怖と絶望感でいっぱいになってしまいました。


そんな、炎症が始まって5ヶ月以上
経ったある日の午後のこと。

なんの脈絡もなく、いきなり気づきが起こったのです。
「私は私のことがすごく嫌いだったんだ」って。

言葉で書くと、どうということもなく、
それまでだって、きっとそんなことを
思ったりもしてたと思うのですが、
その時は、まるで雷に打たれたぐらいの衝撃だった。
太陽系の惑星が一気に一直線に並んだかのような、
全てが繋がったような感覚がありました。

すごく、深いところでの気づきでした。

同時に「自分は存在することをゆるされている。
他の全ての生物同様、
生きていることを祝福されている」と、
これまた突然そんな考えがやってきた。
ああ、宗教的な体験ってこんな感じなのかな、
まるで光に包まれてるようだった。
そして、ただひたすら泣きました。


面白かったのは、この時
上体に出ていた症状がピタリととまったこと。
(全ての患部がほぼほぼ完治するまでには、
それからまだ半年ほどかかりましたが)


私の体はこれを伝えたかったのかな。
と、思いました。
このことに気づいて欲しい、って
思ってたのかなって。


心と体は繋がってる、じゃなくて
全く同じ一つのもの。その現れ方が違うだけ。



気づきのすごさを思い知らされた出来事でした。


・・・だからといって、
こんなドラマは必要ないんですけどね。
もう懲り懲りです(苦笑)。



それでも身体の可能性って、
人の可能性って、
どこまでもおもしろいな、って思うのです。


ジュネーブの湖水浴場。白鳥が卵を産んでました。
かなり人慣れしてますね^^。無事に雛がかえりますように


2018年3月4日日曜日

子宮筋腫と私

5年前に見つかった子宮筋腫のことを
結構長々と書いていたのに、
ある朝ごそっと全部消えていた。。。😱
それから、しばらく書く気がなくなって
ようやく、また立ち直った^^;


2013年に見つかった筋腫。
経過観察を続けていたのが、ジュネーブに
引っ越すことが決まってからはバタバタ
してたのもあり、いや、単に
めんどくさかっただけなんだと思うんだけど、
検診を怠り、ジュネーブに引っ越してからも
婦人科に行かなかった。

っていうか、
当時は別の健康問題が起こっていて、
はっきり言ってそれどころじゃ
なかったのです、わたし的には。

でもそんな間にも、すくすくと
お腹の中で育ててしまってたらしい。

2016年、春のある夜
寝ているときに下腹部に触った時、
なんとも変な感じがした。
硬いとか痛いとかじゃない。
何かを隠そうと、じぃーっと
押し黙っている、そんな感じ。

「2001年宇宙の旅」の、
あの黒い巨大な謎の物体、
モノリスと、そこに流れる音楽が
なぜか頭に浮かんだ。


そこから多分数日後のこと。
突然尋常じゃない量のおりものが出始め、
止まらなくなった。
診察を受けると、筋腫が子宮の外に
出てきています。手術が必要です、と。
そして大学病院に紹介してもらいました。

何度か診察に通い、いろんな検査をしたり、
MRIをとったりしてるうちに、
生理時の出血もとんでもない量になってきた。
貧血でぶっ倒れそうになった。
心臓にも、ものすごく負担がかかってるから、
運動はしないようにお医者さんに言われるほど。
春の最初の診察で、手術が必要と言われて、
じゃあ、1ヶ月後だったら、スケジュール的に
私には都合がいいなあ、なんてぼんやり考えながら
紹介してもらった大学病院に行ってみると、
手術は半年以上空きがないので
キャンセル待ちになります、と言われた。

その時、あれ?って思った。
これってどういうことなのかなって。

どういうことも何も、単に空きがないから、
すぐに手術ができない、
待たなきゃいけない、それだけのこと。
でも私にはちょっと違うように思えた。


これって手術しないってことなんじゃないかな、って。


からだは、意味のないことはしない。
理由があるから筋腫を作っている。
じゃあ、その理由がなくなれば、筋腫だって
なくなるんじゃないかな、
そんな風に思うようになっていった。

とりあえず手術のキャンセル待ちはして
診察も受けながら、別のこともしだした。
子宮マッサージなるもののワークショップを受けたり、
施術を受けたりもした。
それからmicaさんのセッションを何回か受けた。

micaさんのセッションは、だいぶまえに一度受けたことがあった。
まだベルギーに住んでいた時のことでした。
夫が東京で仕事が決まったのだけど、
私はどうしても行く気になれなかった。
それで最初行かなかったのだけど、
1年も経ってこれをこのまま続けるわけには
いかないな、と焦りだした。でも行く気になれない、
どうしたものか、と思ってた時に受けた。

セッション後、すごく自然に、実にするりと、
日本に引っ越そう、と心が決まっていた。
なんであんなに引っ越すのが嫌だったんだっけ?って感じに。
そして、日本での生活はとても楽しかった😊


micaさんのセッションは、筋反射なしのIHのセッションみたい(わたしにとっては)。
たくさんの大事な気づきが起こり、溜まっていたエネルギーの解放が起きた。
そうしているうちに、なぜ体が筋腫を作らなければならなかったのか
なんとなくだけど、わかってきた。
いろんな抑圧や怒り、女性性の否定、それから冷えも。

そして、ひたすら自分にあやまった。
気づいてあげてなくて、ごめんなさい。
いろんなことを押し付けてきてごめんなさい。


子宮マッサージの人も、micaさんも、
「手術が必要な場合もある」って言ってた。
私もそう思う。でも私の、この筋腫に関しては
手術じゃない気がしていた。
そしてその感覚の方が、どんどんしっくりしていった。


何回めかの診察で、MRIの結果を見たお医者さんに、
筋腫が大きすぎるので、筋腫だけをとるのは無理です。
子宮全摘出するしかありません、と言われました。


でもね、結局薬も手術もなしに、きれいになくなったのですよ。

外側に飛び出した分だけは、根っこが
子宮口あたりにあるので、そこを紐で縛って壊死させる、
という方法で、確か3週間ほどかけてとってもらいました。
(そんな方法があるのか!と目から鱗でした)
そのお医者さんは、とても理解のある素晴らしい方でした。

そして、その外側の部分がとれたら、
なぜか中を埋め尽くしていた筋腫もすっかり消えていた。


これがカラダなんだな、って思った。


からだは賢い。
思考なんかじゃついていけないほどに賢い。
そしてからだは、ただの肉体じゃない。
「わたし」の所有物でもない。
本来、ひたすらからだに耳を澄ましさえしていたら
オッケーなんだろうって思う。


この筋腫の件では、いろんな幸運が重なった。
つくづく私はラッキーです。
そして必要な時には、薬をもらえたり
手術を受けられるって、なんて恵まれた環境なんだろう。
でもやっぱりそれは必要最低限にしておきたいし
(体にはどうしても負担になっちゃうと
思ってる)、お医者さんからの情報は
ありがたく受け取っても、自分の体に
必要なものを一番知ってるのは、やっぱり自分でありたい。


そこに向けて、楽しく精進中♪

先週は子供の学校が休みだったので、ベルギーの義理の両親宅へ。
アントワープ近くの、きれいな街です。


2018年2月2日金曜日

「先がわからない」を楽しむ



前に住んでいたブリュッセルで、首絞め強盗にあった時のこと。

「え???こんなことって本当に起こっちゃうの??」

首を絞められながらそう思いました。



それと似た気持ちになる出来事が、今年に入って早々に起こりました。
夫が、今年の九月で失職することになったのです。
そこに至る伏線は年末からあったのですが、まさかこんなことに
なるとは、夫も私も思っていなくて
もう、すごいびっくり。すごいショック。


夫の名誉のために言っておくと、彼がヘマをやらかしたとか、
問題を起こしたとか、そんな理由で解雇になるわけではなく
もう、これはただ運が悪かったとしか言いようがないのです。


彼はすぐに新しい仕事を探し始め、動いています。
で、現段階では、ジュネーブ、そしてスイスに
残る可能性はかなり低そう。。。


ジュネーブに住むことに総体的に満足していた私には
輪をかけてショック。
かなり心が沈みもしました。
こういう感情を押さえ込んで、無理にポジティブに
なってもいいことないので、
ちゃんと落ち込み、そして泣きました。

夫の職場に対する猛烈な怒りも出てきて、
それももちろん、きちんと吐き出した。
出しのススメにも書いたような手順でね、はい^^。


で、じゃあ私は、今、どうしたらいいのかな。

そこに思いを巡らせる。

ジュネーブを離れるかもしれない。
でも今はまだここにいる。

なのに、去るときのことを憂いて、
今を無駄にするなんて、すごくもったいない。
ここにいる時間を今、十分に楽しんだらいい。

自分は今、何をしたいんだろう?どうしたいんだろう?
そこになるべく正直な行動をするようにした。
そしたら、あ、「今、ここ、に100%いる」、って
こういう感じなのかな、と
うっすらだけど、見えたような気がした。


しいたけ占い、今年前半編にあったのです。
獅子座の人は「先がわからないという感覚を楽しむ」って。
そうそう、まさにそれじゃない!


冷静に考えれば、この事件(?)もそんな大したことじゃない。
いきなり路頭に放り出されたわけでもない。
そして命が奪われたわけでも、健康が奪われたわけでも。
それは、頭ではよくわかってる。
でも、感情がまだついてきてない。


昔の私だったら、そんなうじうじしてる自分が
いたら嫌悪して叱咤していた。
そしてそれが取るべき正しい行動だと思ってた。

でも今はだいぶオトナになった。
だから、そんな自分もちゃんと待ってあげる。


そんな過程で、私のセッションも随分も変わってきた。
優しくなって奥行きが出てきた。
そして私とって、本当に深くて大事な気づきも起こった。


こんな感じ、こんな感じ。


まだまだ落ち込んだり、怒ったりしながら
「一月はゆっくりスタート(byしいたけ占い)」。


そして、今月二月はラッキー月間で、
周りに味方をしてもらって追い風が吹くらしい、よ。
うわー、むちゃくちゃ楽しみー!!

みなさま、ぜひ味方をして追い風を吹いてください💕
どうぞよろしくお願いいたしま〜す😄💕

昨日の夕暮れ。夕日を受けた雲がとっても綺麗でした





2018年1月28日日曜日

毒出しのススメ



ベルンからジュネーブに向かう電車からの眺め。
写真には写ってませんが、キツネも見ました☆

年末年始、日本に滞在している時から、
私にとって、かなり大きな心の揺れが生じる出来事が
いくつか起こりました。

それをきっかけにすごく痛感したのが「毒を出すことの重要さ」。

いろんな方にセッションをやってきた中でも、
そう感じるようになってきたところでした。
あ、ここでは感情的なことについて言ってます。


たまたま今日見た、とあるブログ。
「ネガティブな言葉を出したら、それは自分に返ってくる」。

うん。

言いたいことわかる。

「いつまでも」そして「いつでも」ネガティブなことを
言ってると確かにそれは自分に返ってくる、
つまり自分を痛めることになる。



でもね、体が受け付けられないようなものを
もし食べちゃったら、吐くか下痢するかを
しるしかない。ネガティブはいけない、と
内側に溜め込んでおくのは、腐ったものを
食べちゃっても、下痢は汚いからしてはいけません、って
言ってるようなものだと思う。
そんなことして溜めておいたら、後々大変なことになっちゃう。

誰かに、あるいは何かに怒る。
感情という反射。
でも私たちは、これを理性でなんとか抑えようとする。
そんなことで怒ったってしょうがない、
怒るだけ時間の無駄、私にも原因はあったのだし、
あの人だって悪気はなかったのだろうし、、、

そんな感じ。
でも、そう、これって抑えてるだけ。
怒りはなくなるわけじゃない。しばらく抑えれば
なんとなく消える気がしたりするんだけど
実は消えてない。体の奥深く
入っていくだけなのです。
そして消化されない
エネルギーとなって溜まっていく。
恨み、みたいに。
そしてそのエネルギーは、
ある時いろんな反撃を始めます。
それは病気という形で現れるかもしれない、
怪我かもしれない、あるいは他の人に対する
イラつきとして出てくるかもしれない。
その頃には、それらの現れの元々の原因が
なんなのか、とっても見えにくく
なってしまっているでしょう。

じゃあ、しょっちゅうキレてる人は
感情を素直に出してるからいいってこと?
もちろん、そんなことはありません。
キレやすいっていうのは、ただのパターンで
キレたところで本人はスッキリと解放されてるわけではないのです。
脳の障害等の健康上の問題が原因の場合以外は、
そのパターンをつくった感情的な要因があるケースが
ほとんどで、そこを解放していく必要があります。
いつも怒ってる、って人もね。


先述のブログに
「ネガテイブな言葉を出している人の顔は醜い」とありました。
私たち大人はほぼみんな、これまでいろんな感情を
抑圧してきていますから、何かネガティブなことをいうと、
これまでの積み重なった恨みつらみが
べっとりとそこに付いてきて、とってもいやーな感じになったりします。
でもね、そんなこと言わなくったって、
頑張って笑顔つくったって、抑圧されたエネルギーって、
そこはかとなく(あるいは露骨に)醸し出されてくるのですよ。
だから言うか言わないかって、最終的にはあんまり関係ない。


で、子供って本当にすごくて。
抑圧されていない子供であれば、
「イヤだ!」「嫌い!」てなことを言っても
そこに積み重なった恨みがないので、
言葉のエネルギーは実にカラッとしてるのです。
ところが、大人がそこで
「そんなこと言うもんじゃありません!」なんて
余計なことを言うもんだから^^;、
子供も徐々に自分の感情を抑圧していくようになる。
あるいは親がいないところで、いろんなことをするようになる。
つまり陰険になってっちゃうのよ〜。
喧嘩でもね、子供ってやり切らせると、
しばらくするとけろっと仲良く遊んだりする。
大人が子供をどれだけ信頼して見守れるか、なんだと思います。
(喧嘩に限ったことではありません。自分で書いといて耳が痛いわ。汗)



・・・ということで、出しきる。

思考をぐちゃぐちゃ入れずに、感情だけを素直に出しきる。
もちろん、怒りの対象者を直接ボコボコに殴ったり
罵倒罵声をあびせろということじゃないです^^
心の中で自分の怒りを受けとめて、相手を罵倒したければ
遠慮せずガンガン言いたいだけ言う(繰り返しますが、
心の中で、ね)。汚い言葉だろうがバンバン
使って構わない。ノートに書きなぐるのもいい手です。
実際に声を出したければ、カラオケボックスにでも
行って叫ぶ、サンドバッグをボコボコ殴りながら
吠える、、、、他にも良い方法があるかもしれません。
とにかく徹底的に出すのです。ここミソ。徹底的に。
一回じゃ出しきれないかもしれませんが。そしたら
必要なだけ何度もしたらいいと思います。

それだけのことなのですが、大事なのは
これは自分の感情の解放のためであって、誰かに
向けてやるのではないってこと。
だから恨みや呪い(!)の念を相手にとばすって
ものじゃないのですよ。そして怒りの対象を最終的には
赦すんだってことを、頭のどこか片隅でいいから理解してること。

システマでは、相手に恨みが残らないパンチをするって
ようなことをシステマ・インストラクター文ちゃんから
聞いたことあります。素敵ですね〜。
そんな感じです、きっと。

「ネガティブな感情はよくない」という信念が
強い人、「怒ってはいけない」と思ってる人は
そんな感情を持っている自分も全部受けとめてあげる。

食あたりの時の下痢や嘔吐と一緒。出しきる。
出しきると気づくのですよ。その怒りの奥にあるものが。

それは、遠い遠い記憶だったりします。
自己肯定感の低さ、抑圧された昔の感情、寂しかった思い、、、。

そこに気づいたら、
その時の悲しかった自分、辛かった自分を
十分にいたわってあげてくださいね。
そうすると、雨上がりの青空の下
水たまりが、いつのまにか蒸発してなくなっているように
怒りも自然に消えていきます。




ジュネーブの朝焼け


2018年1月26日金曜日

山北弘一さんのクラニオヒーリング

年末洋子さんのサロンを使わせていただいてる時に、
ご主人の山北弘一さんと交換セッションの機会に恵まれました。


















物腰が柔らかく、とても優しい目をしてる山北さん、
元々プロのドラマーとして活動してらした方なんです。
息子の幼稚園のクリスマス会では、タンバリンを持った
踊るサンタさんだったこともあったなー^^。

私が文京区在住中には、一度私のフェルデンクライスの
クラスにもきてくださったことがありました。
きっと相当オタクだな(自分の好きなことをとことん
研究しちゃう、って意味でね)、とその時から思ってたのですが😆、
今回じっくりお会いして、、、うふふ、やっぱりねー😁

施術以外でも、体に関するオタク話で話が弾み
とっても楽しい時間でした。
山北さんのサイトを見ていただければわかりますが、
整体、分子栄養学、メディカルアロマの勉強もしてらして
施術を受けたら、きっとためになるお話も
色々聞かせてもらえるかもしれませんよ。


そして、山北さんのクラニオヒーリング。
頭痛専門にやっていらっしゃるそうです。

施術は、私がマッサージテーブルの上で仰向けに寝た状態で受けます。
山北さんの手のひらで頭を支えてもらって、基本終始その状態。
「あ、今緩んできましたね」なんて言いながら、山北さんが
手や指の位置の微調整を時々していきます。
終了後には、おお〜、頭がふわ〜っと軽くなっていました。
すっごい気持ちいい!
頭痛に関連した、目の疲れや、首、肩のコリにも
きっといい影響があるんじゃないかな。


頭痛、それに関することでお困りの方、
クラニオヒーリング、おすすめですよ〜。



2018年1月24日水曜日

2018年第一稿です! 文京区のレンタルサロン

実に久しぶりの投稿になりました。
みなさま(今更ですが)あけましておめでとうございます!

年末年始、東京滞在中に色々大きなことがあって
ジュネーブに戻ってきてから、思考が全然働かなくなり、
シャバーサナ状態が続いていました。

冬眠から目覚めた感じなので、気を取り直して
また少しずつ書いていきたいと思います。


まず最初に1ヶ月前に遡り、文京区のレンタルサロンでのセッション。
数日間にわたり、短期集中でIHのセッションをさせていただきました。
来てくださった方達、本当にありがとうございました!

今回、とても幸運なことに、素敵なレンタルサロンで
セッションをすることができました。
こちら、実は息子の幼稚園時代のママ友、
山北洋子さん経営のサロン。

ママ友といっても、幼稚園時代は子供が
同学年ではなかったこともあり、
それほど交流はありませんでした。でもその人柄から
幼稚園でも、お母さん達からの信望がとても厚かった方
(お世辞じゃありませんよー)。

ただ正直に言うと、自然光に執着がある私には
このサロンが地下にあるってところが、
引っかかってるところでもありました。
でも今回使わせてもらえて本当に大正解!!
とても落ち着ける空間なのです。
そして、この地下の部屋が気持ち良いのは
デコレーション云々によるものなんかじゃなくて
洋子さんの優しさや温かさが、そこにじみ出ているから。
すごいよ、洋子さん。

洋子さんはメディカル・アロマのアドバイザーでもあり、
お部屋がいつもいい香りに包まれているのも大きなプラス。


レンタルサロンをお探しの方、オススメですよ☆
http://minnanowa.info/